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茅ヶ崎海岸から近い、元々大きな邸宅が建っていた土地を細分化した、その一番奥に敷地はあり、四方は隣家に囲まれています。このような状況の中で湘南らしい緩やかな広がりをもった場所を作りたいと考えた。
一階の階高を3.75mと通常の階高よりあえて高く設定しました。高い位置に開口部を設ける事が可能となり、隣家の窓と半階ずれた位置関係で、互いの窓が干渉することなく、採光を確保することができます。
幅の狭い廊下も同様に3.35 mの天井高さがあり、壁が切り立った階段室のコアの周りを、縦長のプロポーションの空間が連続し、日常的なスケールから少し逸脱した開放性と回遊性を持ち合わせています。
2階の床レベルも隣家の2階床よりも半階高い位置にあります。東南のテラスのレベルを居室から+0.4mとし、ベンチと背もたれが隣家の屋根を遮蔽し、より上方へと視線を導き、空と海を望むことができます。
単純な階高の操作や垂直方向のスケールコントロールにより、より自由で広がりのある空間が獲得できることを期待しています。
photo by Shinjiro Yamada
photo by Shinjiro Yamada
photo by Shinjiro Yamada
photo by Shinjiro Yamada
photo by Shijiro Yamada