注文住宅

下北沢の家=東京都 瓢箪邸

実施エリア:

東京都世田谷区

延床面積:

139平米

内容:

御主人の定年を機に奥様へのプレゼントの気持ちを込めて木の家の構想に着手。図書館に通ってまとめたレジュメは一冊の本のようになりました。御夫婦の力を合わせるイメージを人形トラスの木組みにデザインしました。

PIONT
地下1階RC造+地上2階木造の混構造
人形トラスの木組み
招き屋根のハイサイドライトの風の道
深谷いぶし瓦と銅板樋の屋根
瓢箪モチーフによるランマやテーブルデザイン

工法・階数
木造軸組・人形トラス工法/地下1階地上2階
面   積:地下33㎡、1階53㎡、2階53㎡、延床面積139㎡、敷地面積114㎡
外 部 仕 様 :漆喰モルタル、顔料入モルタル
内 部 仕 様:(床)桜・桧縁甲板、畳(壁)漆喰、ケーソー土、い草壁紙(天井)金山杉、ケーソー土、土佐和紙

全体を眺める

2階ひろまは北側の登梁と南側の登梁を人文字の形のように組み合わせた人型トラスによってのびやかな空間を構成しています。
北側斜線で低く押さえられた空間ですが、人型トラス構造によって水平の梁をなくすことで、南に開いていく開放性が高くなっています。
左側のユリの木の一枚板のボックスは冷蔵庫用です。キッチンとの間に現在使っている食器棚が置かれる予定です。

瓢箪モチーフによるテーブルデザイン

ダイニングテーブルは栃の木の一枚板で、瓢箪を形どっています。 造り付け収納には、暖房のためにエアコンを組み込んで一体化しています。
北側斜線によって低くなる北側(右側)はトイレや収納としています。
人型トラスはアフタイトによって構造計算された耐震性の強い木組みになっています。

北海道の桜のキッチン

北海道の桜のキッチンは、イスでも使えるように流しの下をオープンにしています。
ステンレスカウンタートップと大型一枚タイルで実用性を重視したざっくりとした造りです。

琉球畳と珪藻土の壁と天井の和室

琉球畳と珪藻土の壁と天井。
南側の障子は、床までの掃き出しタイプですが、外側のアルミサッシは下がFIX型で上がスベリ出し型の窓です。

自然光がやわらかく照らす玄関

玄関ホールの壁は珪藻土塗りが金山杉と一枚板のカウンターと下足収納と調和しています。
天井の格子床からの1階の自然光がやわらかく照らすことで自然と1階に導かれます。
電気蓄熱ヒーター(深夜電力)を設置。

招き屋根のハイサイドライトの風の道

東側の隣家が約1階分上がっているため東から見ると平屋建にも見えます。
最上部にある2階ひろまの採光と通風のための招屋根(まねきやね)と切妻の屋根はいぶし銀黒瓦とし、屋根廻りの板金と雨樋を銅板とすることでメンテナンスフリーとしています。
外壁は、顔料入土漆喰で、色は建築主と現場にて検討して決めたもので、全体のイメージも和風の希望をもとにコーディネートしています。右側はキッチン用サービスバルコニーです。

温もりを感じる外観

開口が狭く、奥行きの長い敷地に対して最大限の床面積を確保するため、屋根の南側と北側の勾配を支えて北側斜線をクリヤしています。
RC造の地下部の外壁は顔料入モルタルによりアースカラーの落ちついた色にしています。曲面状の花壇に緑が繁ると街並みにうるおいを与えてくれるでしょう。