注文住宅

各務原の家

内容:

花火が見える家。スリットと傾きがつくる豊かな空間。

岐阜と愛知の県境となる木曽川が近くを流れる丘陵地に建つ住宅。その対岸には国宝の犬山城、如庵、そして明治村などで知られる犬山があり、木曽川で行われる花火はこの地域の夏の風物詩となっている。設計初期の段階からクライアントの要望のひとつに、「木曽川の花火を家から見たい」というものがあった。そこで一列に並んで花火を眺められるよう、シンプルな片流れ屋根にスリットを入れ、花火観賞のための桟敷をつくった。そしてこの年に一度のハレの日のためにつくられた桟敷は、日常においては光が差し込み、風が吹き抜ける気持ちの良い内部空間をつくり出している。

この住宅事例を手掛けた建築家

森清敏/川村奈津子

建築家 / @東京都

住宅の設計において重要なことは、クライアントとの信頼関係だと思っています。あらゆる角度で可能性を探り、対話の中で潜在的に埋もれてしまっているその家族の住まいにおけるテーマを引き出していきたいと考えています。すべての要望をお聞きした上で、クライアントのイメージをただ具現化するのではなく、その要望を解釈し直しつつ最もテーマとなることは何かを探し出し、明快な構成にしていく。そのためには、とにかく「話すこと」が不可欠です。また、工事監理においても、志と技術レベルの高い工務店との密接な打合せが重要です。クライアントとの打合せには原則2名で参加し、男女双方の視点で設計、監理を進めます。

森清敏/川村奈津子

建築家 / @東京都

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