注文住宅

品川の家

実施エリア:

東京都

延床面積:

108平米

内容:

品川区、駅からほど近い小さな敷地に建つ住宅である。周囲を建物に囲まれて、近くには高層ビルがそびえるような立地である。そのため、計画は3階建てを前提として考えることとなった。

このような敷地では、建物全体を活かすように、出来るかぎり下層部分へ光を届けるように考えることが多い。我々もまずはそのように考えはじめたのだが、途中でその前提に微妙な違和感を感じた。家族の集まるメインの居場所以外は、そんなに光を必要としない、もしくは、むしろ暗いほうがよい場所が多かったのだ。具体的には、スタジオ、サロン、といった空間、あとは寝室などである。

そうして、条件のよい最上階にLDKとなる場所を配置して、ちょっと暗いトンネルのような階段を通ってアプローチするような構成がまとまった。内装も外装も、色調も暗めにおさえ、光をより感じるような空間を意図している。前提をよくよく捉えなおすことで、陰影のある、奥行きの深い暮らしのイメージできた。

階段室

薄暗いトンネルのような階段を見上げる。

階段室

2階ギャラリー。階段も紫色のカーペットによる。

リビングダイニング

数種類の開口部から、変化に富んだ光が入り込む。

リビング

天窓と造作家具。中央は階段室になっている。

リビング

3階のLDK。光を感じる、落ち着いた居場所。