注文住宅

駅前通りの家

面積:

222㎡

エリア:

東京都

内容:

「商業系地域」から「低層住居地域」へと用途地域が変化する駅前通り。
その並びにある計画地は、「用途地域境に立地する事」、「道路から一段高い地形」により、周りの建物と比べるとのびやかな佇まいで個性を主張しています。
建物の外形は、大容量の太陽光発電パネルを搭載する為に南側から北側にせり上がる「片流れの大屋根」、高度斜線や計画道路のセットバックラインなどを下敷きに、内部空間との取合いのスタディーを繰り返して形を導き出しました。
また、住宅が密集した地域でも自然光の入る良好な環境を維持するため、建設前に隣家の窓位置を全て計測して各フロアで視線のバッティングを微妙に避けながらコンパクトにプライバシーを確保したり、遠くに抜ける眺望の広がりを求めています。外部への視線や景色を切り取るための縦長の開口やドーマー窓などを配置して、通りに面した生活空間に表情を与えようとも試みました。

趣味の野菜作りのための温室、展望スペース、オーディオ鑑賞、ガレージ、仕事場など、「生活を楽しむ事」がテーマとなった夫婦のための住宅であり、内部はその大きなボリュームを切り分けながら、基本的な生活空間と温室や展望の場、仕事場が繋がっています。
幾度の操作により現れた「様々な方向への抜け」は、ダイニングから見上げると温室の緑越しにさらに空へと続いていたり、リビングからは上部の展望窓の開放感を感じられたりと、ゆとりを生みだしています。
また、内外の設えは現代的なデザインの中にクラシカルな雰囲気を融合させる事を試行しています。洋服で言うならば襟や袖口のレースやステッチなど、ちょっとした装飾をあれこれと思案するような事。主題ではない些細な部分が、いつの間にか空間全体の印象をつくりだすことも考察しています。

設備面では、都心部での大規模災害に対する備えも考慮、「9.73kwの大容量の太陽光発電パネル」「蓄電池」を採用する事により出来る限り自給可能な「オール電化」としています。
「電気式蓄熱床暖房」、「エコキュート」、「電気使用を可視化するためのHEMS」、「電気自動車用コンセント」等太陽光発電システムを最大限生かし、普段は余剰電力は「売電」、不足電力のみを「買電」し出来る限りエネルギー供給に頼らない計画としています。

壁一面のTV用の造作家具を見る
間接照明によるライティングと、高さを抑えた事により落ち着いた印象としている

モノトーンに整えられたLDK
シャンデリア、ペンダントライト等お施主様の個性がアクセントになっている。

タイルパターン、鏡、洗面ボウル等ブルーのアクセントをあしらった洗面室
蓄熱床暖房を採用しているため、冬でも暖かく過ごす事が出来る

アッパーライトにてライトアップされたコンクリート打ち放し杉板型枠仕上の壁

このプロジェクト事例を手掛けた建築家

川久保智康建築設計事務所

建築家 / @東京都

私達の事務所では、住宅・別荘・集合住宅等の建築物やインテリア・家具等の企画・設計および工事監理の業務を行っております。 建築物の機能性や空間の豊かさはもちろんの事、耐震性能など構造体の安全性確保や省エネルギー、断熱や機密性能などの室内熱環境に対する配慮など、そこで過ごす人々の生活が安心で少しでも楽しくなるような環境づくりを目指しています。 求められる建築はお客様の状況ごとに異なりますが、そのケース一つ一つにフィットする最善のご提案ができるよう丁寧な対応を心掛けています。 土地購入・建築設計・リフォーム・賃貸事業等のご相談(予約制)も随時承っております。お気軽にお 問い合わせ下さい。

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