マンションリフォーム・リノベーション

『ハイサイはうす』素材感、質感を生かすマンションリノベ

費用:

1000万円

実施エリア:

東京都新宿区

実施時期:

2015年4月

延床面積:

82平米

内容:

素材感、質感を活かす。
スケルトン(コンクリート)の豊かな表情を活かしつつ、沖縄花ブロックやイエローガラス、30ミリの無垢フローリングなど素材感や色彩豊かな仕上げを採用しました。
木目調シート貼りフローリングや壁紙など、イミテーションが多いマンション市場物件との差別化を図り、家族の成長と共に、物や住まいへの愛着が増すような豊かさを目指しました。

マネージメント
管理組合や従前施工者との綿密な協議により、「専有-共用区分」の詳細部分について明確にし、クライアントの費用分担抑制に努めました。

沢山の居場所を持つワンルーム

高層マンションの一室をリノベーションするにあたっての第一のテーマは自然光が入るとでした。
ご主人が沖縄出身だったので、幼い頃から馴染みのあるコンクリート素地のままの空間を積極的に利用することにしました。
料理人でもあるご主人が腕を振るえる、幅が約3メートルの大きなアイランドカウンターをワンルームの中心に配置し、地元の沖縄のはなブロックでカウンターを作りました。
コンクリートの荒々しい表情に対し、壁面収納はレッドラワンで素材感のある仕上げとしました。
ほぼワンルームづかいの空間に沢山の居場所を作ることで、ご家族が生活を楽しむための空間づくりができたと考えています。

ガラスタイル壁のトイレ空間

唯一の個室であるトイレ。
奥様の希望で、空の青色に着想を得たデザイン。
ガラスタイルを縦に貼り、背面の壁を曲面として、包み込まれるようなデザインとした。手洗いボウルもガラスとし、吊戸棚の下部のダウンライトで照らす。
便器はリクシルの節水型、リモコンは英語表記を選択、トイレの備品類は全て無機質なアルミ仕上げとし、海外ホテルのトイレのような趣を目指した。
ガラスタイルの目地の色をコントロールすることで、思い通りの透き通った青い空間をつくることができた。

洗面室よりリビングを見る

朝、外の景色を見ながら歯を磨く。マンションでありがなら、そんな開放的なサニタリースペースをつくった。
洗面カウンターは白い人造大理石。右側壁はレッドラワンで仕上げた。照明は、あえてデコラティブなものではなく、光だけを楽しめる素朴な電球型の照明とした。
既存の梁が上部にあるため、和室と同じレベルまで低く天井を抑え、コンパクトな空間の中でありながら、水平の広がりを感じるサニタリーとした。

2つのシンクが並ぶガラス張りの洗面室

マンションながら、自然光の入るサニタリースペース。
洗面カウンターの正面はイエローガラスで和室と仕切られている。
美しい人造大理石の洗面カウンターは継ぎ目なく一体で、2ボウルとしたのは、片方をユーティリティ(洗濯の小分け洗いなど)で使用するため。この手のカウンターは、ボウルに水を溜められない仕様となっているため、別途栓を用意した。カウンター左手は化粧品や小物を入れるメディシンボックス。鏡はガラスに設置できないため天井吊とした。カウンターの足元はすっきりと見せるため、あえて配管を露出させている。
サニタリースペースはバスルームの脱衣も兼ねているので、お風呂上り、素足に心地よい籐を敷き詰めた。

秘密基地のような子供部屋

2人の子供のための秘密基地のような部屋。
杉の「Jパネル」を利用して、机、ロフト、棚を構成した。Jパネルは構造用合板としても利用できる丈夫な板で、柱、梁などの大げさな部材無しにロフトを支えることができる。Jパネルだけで構成しているため、将来、子供が大きくなった際は、簡単に撤去できる。

夜のLDK-落ち着きのあるクールな空間

超高層マンションということで、摩天楼の夜景を楽しみながら、夫婦がゆっくりお酒を飲めるような、上質な空間を目指した。
ワンルームのなかの居場所を照らすだけの照明は、多少薄暗くなるが、リゾートのような落ち着いた空間を演出してくれる。
照明は主にダクト照明とし、その場の雰囲気で調整できるようになっている。

キッチンからの眺め

オール電化のためIHコンロを設置。工事費を下げるため、IHコンロはお客様に支給頂き、家具屋さんに設置だけをお願いした。
料理人でもあるご主人が使いやすいよう、幅3メートルの大きなキッチンとし、カウンターの天板は、丈夫でメンテナンスが楽なステンレス仕上げとした。天井や梁、柱のコンクリートとの相性も抜群。
レンジフードもステンレス製で、できるだけデザインの良いものということで、アリアフィーナから探し、中でも安価な「アリエッタ」を選んだ。

デザイン性の高いオープンキッチン

マンション・リノベーションで、奥まった位置にあったキッチンをできるだけ明るい窓際まで移動した。排水管の勾配を確保しつつ、部屋の中心にキッチンを配置することができた。
対面式なので、キッチンで料理をする母と会話しながら、手前のカウンターで子供が食事できる。
沖縄のはなブロックでキッチンカウンターをつくり、ブロックには、調味料や小物などを置いたり、ちょっとした飾り棚のようにも使えて楽しめる。
キッチン背面の壁面収納は、食器棚とクローゼット。レッドラワンで、壁のようにすっきりとデザインした。

スタイリッシュなLDK-障子戸closed

普段はワンルームづかいだが、来客時は和室の障子を閉めて、個室としても利用できる。

スタイリッシュなLDK-障子戸open

30ミリの厚い杉の無垢フローリングが心地よいワンルーム。
右手には小さな和室があり、客間として、障子で閉め切ることもできる。
和室奥には黄色いガラス張りの洗面所、その奥もガラス張りのバスルーム。
お客様の希望で、マンションでありながら、自然光があふれるバスルームを実現した。

広いワンルームとなる光溢れる空間

主に天井配管は剥き出しのままで、リノベーションを行った。
和室の低く抑えられた軒のような天井が、コンクリート現しのスケルトン空間を引き締める。
琉球畳を敷いた和室は、普段は開け放ち利用するが、客室として、障子を閉めることで、プライベートな個室にもなる。
床は30ミリの厚い杉板を貼った。冬は暖かく、夏は素足に気持ちいい。

開放的な玄関ホール

玄関はコンパクトながら、開放的なワンルームへと視線が抜けるように、左上にダウンライトを仕込んだ軒のような天井をデザインした。

木目美しい玄関ドア

マンションのワンルームづかいの間取りで気になるのが、音漏れや、冷気。
お客様のそんな不安を解消するため、玄関に引き戸を設けた。
普段は開けっ放しで利用したいので、玄関わきのシューズインクロークに引き戸はしまわれている。
室内のインテリアと統一感を持たせるため、レッドラワンの木目を生かした引き戸とした。
下駄箱のポリカの半透明な間仕切壁が戸当たりになるようにデザインを工夫した。
取手も目立たないすっきりしたデザインのものを採用した。