注文住宅

YZH 大屋根と高気密

エリア:

栃木県芳賀郡市貝町

実施時期:

2008年06月竣工

内容:

芳賀郡内、芝生畑が広がるのどかな地域の一角にたつ住宅です。
大屋根の家であること、高気密高断熱工法、深い色の家ということがオーナーさんの希望でした。
大屋根という親しみ易いアイコンは、2階の居住性を確保することが非常に難しくなります。屋根に寄生する異物のようなドーマを取り付け居室にしてしまっては美しくありません。
そこで、屋根の形を崩さず、大きなトップライトを複数配列することで、視界と明るさを確保しています。高気密高断熱工法は、天井に想像以上の厚みが必要でプロポーションの調整には特に苦労をしました。白いタイル、オスモカラーによるピーラー材建具、ラワンベニア天井が素朴で落ち着いた味をだしています。妻側はいつもの台形FIX窓にRの壁を取り付ける事ですっきりした量感のあるデザインとなっていると思います。

ダイニングキッチン、リビング、畳間、そして奥に玄関を望みます。

ダイニングキッチンとリビングは横格子とささら階段によ り緩やかにつながっています。

主寝室は大きな半透明木製框戸によってコリドールからの光を呼び込みます。

ダイニング上部吹抜に面する2階学習スペースは南北の トップライトによって豊富な光を受けています。

玄関を開けると、建物の東西を貫く吹き抜け、連続する梁と白 いタイルをもつコリドールが望めます。

浴室は曲面外壁に面し、白いプライベートスペースを形成しています。

外部木製建具を全て引き込んだ状態。左側にはダイニングキッチン、右側にはリビング&畳間を配置。

アプローチには枕木を引き、内部コリドールへ連続させています。右側の木は桂の株立。

高さを抑制し、コンパクトに見えるようにまとめています。車庫のデザインにも配慮。

星裕之

独立して12年、「建築家」「住宅作家」として信用をいただけるよう、その王道を走ろうとしてきました。安易な下請けはしない、クライアントの不利益になるような協働はしない。だから工務店からの仕事も請けませんし、工務店系のプロデュース会社への登録も避けてきました。それは自分のためであり、クライアント、建築のためです。 そして最近は、「新しい」建築より「普遍的な」建築をつくりたいと強く感じています。それは意匠・機能・構造が高次元で融合されたものである必要があるかと・・・。必要な機能があり、プロポーションが良く、内部に入ったときの違和感がないこと。その上で何か特別な感覚を抱いていただけたらと思っています。