注文住宅

ふじみ野の家

内容:

「くり抜く」ことでつくり出される「場・光・影」

畑に隣接する北側以外は住宅が密集する東京近郊の住宅地。要望される面積を確保するため、建蔽率いっぱいの平面形状とし、斜線制限をクリアした中で気積が最大となる骨格をつくった。そこから「くり抜く」という引き算の行為で玄関ポーチや2階のバルコニーなどを設け、容積率をクリアしている。そして、この「くり抜いた部分」に窓を設けることで陰影のある多様な「場」を内部空間にもたらし、光と風を取り込みつつも近隣からの視線を遮る計画となっている。ハイサイドライトの下部に仕込まれた間接照明の光が、吹き抜けと階段上部の天井に反射し、柔らかな光を室内に落とす。この部分が建築と一体化した、この家の一つの大きな照明器具となっている。

このプロジェクト事例を手掛けた建築家

森清敏/川村奈津子

建築家 / @東京都

住宅の設計において重要なことは、クライアントとの信頼関係だと思っています。あらゆる角度で可能性を探り、対話の中で潜在的に埋もれてしまっているその家族の住まいにおけるテーマを引き出していきたいと考えています。すべての要望をお聞きした上で、クライアントのイメージをただ具現化するのではなく、その要望を解釈し直しつつ最もテーマとなることは何かを探し出し、明快な構成にしていく。そのためには、とにかく「話すこと」が不可欠です。また、工事監理においても、志と技術レベルの高い工務店との密接な打合せが重要です。クライアントとの打合せには原則2名で参加し、男女双方の視点で設計、監理を進めます。

森清敏/川村奈津子

建築家 / @東京都

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