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用途

自宅

所在地

東京都渋谷区

延床面積

125㎡

改修規模

部分リノベーション・リフォーム

築年数

30年

東京都渋谷区。
親戚が暮らしていた築32年の木造住宅を若い夫婦とこども家族が引き継ぐためのリノベーション。
共にスタイリストである夫婦は住まいの一部を仕事場とし、仕事と子育てのしやすいよう、全体の雰囲気を感じられるオープンなスペースへ変えることを望んだ。
建物は住宅の多くがそうであるように、用途に対応した部屋が単に廊下に沿って並んでおり、断面的にも平面的にも繋がりもない「間取り」の構成となっていた。
そこで建物全体を2層のボリュームととらえ、既存の軸組を活かしつつ耐震補強を兼ねた全体の再構成を試みた。
1階の台所、食堂(和室6畳)、居間(和室8畳)と鴨居と襖によって仕切られた部屋を一体的なスペースとし、玄関からすぐの応接間は、廊下との壁を撤去し屏風のような低い壁で囲んだ仕事場とした。
2階の洋室は廊下と繋がった子供部屋へ、やはり鴨居と襖によって仕切られた板の間、寝室(和室8畳)、納戸は大きな一室とし、壁や建具といった面で仕切られた小部屋の連続から柱、梁、鴨居、根太といったフレームを介して繋がる全体へと再構成した。
2階の外壁は1階に対してセットバックしているために残りの部分は1階の屋根となっていたが、1階リビング上部の屋根部分を撤去し、2階の寝室の梁へ斜めに壁を渡し、断面形状が三角形の吹き抜けを構成させ1、2階を繋げた。また2階の洋室の床を一部剥がすことで子供部屋と仕事場とを繋げている。
まわり階段の階段室は、壁に穴を空けそれを取り巻く諸室との間に視線と音が行き来する関係を作り出した。
1階の壁面が2階に斜めに登り屋根面に繋がる連続的な外郭をつくり、天井を撤去したことで、その外郭の中に小屋組、根太などが表れる構成がはっきりとした。2階の床面は浮いた状態になり1階と2階が近い関係に変化した。
壁面を連続させることは構造的にメリットが非常に大きく、外郭の一部を操作し構造的にも既存も含めた全体の再構成することで、間仕切りの構成と仕上げの選定といった単なるインテリアだけの操作に終始せず、積み重ねられてきた時間を引き継いだ部分をバランス良く残しながらも新たなリノベーションの可能性を感じることができた。

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この事例のコンセプト

手掛けた建築家

ミハデザイン

ミハデザイン

考えられ得る色々な要素を取り入れて密度のある建物を設計したいと思います。 対話を通じ、検証を繰り返し、お互い考えなかったような新たな可能性が感じられるような結果を求めたいと思います。 またそれにたどり着けるようプロセスを一緒に楽しんでいただきたいと思います。

所在地

東京都目黒区大岡山1-34-1 SKY106

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