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福島県喜多方に建つRC2階建ての住宅。
この地域に住む人々の悩みは雪の処理である。一晩で60cm積もることも珍しくはなく、山からの吹き下ろしによる吹雪も大変厳しい。
人々がネガティブになる雪を少しでも楽しむ為に、1階床面は地面より90cm高く設置し、そのことにより最も雪が積もる時には雪に浮かんでいるように見える。
そして様々な条件から長大になった建物のボリュームは、雪の中の風景に溶けてしまうよう白く塗装した。
忌み嫌われる雪の厳しさの中で少しでも美しい景色となることを目的としている。
寒冷地でのRC造のため、断熱・空調換気設備にも十分注意した計画である。