注文住宅

時空の舞踊

実施エリア:

埼玉県越谷市

実施時期:

2004

内容:

完成した建築は当然のことながら静止していますが、
そこに 「動き」 を表現しました。 「動き」 はある意味でディオニソス的な表現を想像させます。
形式や秩序に対するアンチテーゼとして、創造的あるいは陶酔的なオリンポスの神々として知られる ディオニソスが今、ここに現れました。
網膜をやさしく刺激する西側外観は、酒の神であるディオニソスが酔っ払って変形したのではありません。
 
基本構想から基本計画に進むにつれ、その 「動き」 を建築的に表現するための連続的な概念として、  「祭り」 をクローズアップしました。「祭り」 といっても 日本の伝統的な阿波踊りより、さらに動的な表現で  「動き」 が展開される、バリ島のケチャックダンスに 着想を得て計画が進められました。
 
アテナイ → バリ島 → 日本 と世界をぐるぐると、そして頭の中をぐるぐると駆け巡って,西側正面 ファサードが構成されました。
東、南、北面とも隣家に囲まれた閉鎖的な敷地空間 に、唯一開放的な西面に 「動き」 を与えることで、建築それ自身が自立した存在になっています。 「動き」 は 「祭り」 をメタフォアとし、建築に歓喜を
与え、その歓喜が陶酔的なディオニソスに繋がる 連続的な形式をもって、このファサードが表現されて います。