その他

nambu-GARDEN

種別:

その他

エリア:

石川県小松市

実施時期:

2011年4月

内容:

様々な「GARDEN」を演出した、オリエンタル&モダンなヘアーサロン。
nambu美容室4店舗目の計画であり、小松市のショッピングモール沿いに立地する、今後商業的な地域活性化が期待されるエリア。今回のサロンのデザインテーマは「GARDEN」=(庭)であり、欧米の文化が入り混ざったアジアのリゾートホテルを彷彿とさせるような、洗練されたオリエンタル&モダンな空間デザインを目指しました。植物を背景に石畳や水面で演出された約20メートルものアプローチ空間をつくり、サロンの至るところに画家、ガラス作家によるモダンアートのディスプレイしました。内装はオフホワイトをベースに一部マホガニーの木質感や燻し黒のタイル、大理石などのエレメントにより構成された重厚かつエレガントな空間のホスピタリティーを創出しました。

中庭には同じくガラス作家さんによる、コンテンポラリーアートをディスプレイしていただきました。カラーガラスでいろいろな直径、深さのプレートを40〜50枚レイアウトしました。エキゾチックな植物をイメージした「ガラスの庭園」といった感じです。

ウェイティング&ライブラリーのシャンデリアは、ガラス作家さんにイメージを伝えて、100〜200φのガラス玉を約60個、天井に設えられたエキスパンドメタル(メッシュ状の鉄板)から吊るし、高輝度のLED照明でライトアップしました。

レセプションの正面には、燻し黒の大判タイルを貼り、その中にアーティストによる現代抽象画を嵌め込みました。あらかじめサイズをお知らせし、3ヶ月の製作期間で描いて頂きました。

エントランス正面にある水盤です。ボーダータイルが貼られた壁の中央にシャワーが設けられており、ステンレスのボックスに溜まった水が竹槍のような吐水口からガラスの器、さらにステンレスの特注の水盤に流れ落ちてきます。そして水盤の立ち上がりに360°開けられた小さな穴からシャワー状に池に流れる仕組みを考えました。水盤は設置後水を張り、不陸を調整するため高さ調整できる柱脚3本により支持されています。

この住宅事例を手掛けた建築家

戸井建一郎

建築家 / @石川県

建築をつくるということは、そこに敷地を取り巻く環境があり、クライアントの思想や個性が介在し、様々な諸条件が関わり合ってきます。これらの要因におけるあらゆる特有性やプログラムの性質を読み、それらの特徴を最大限にいかしたデザインコンセプトを生み出して、建築に固有のストーリーを与えていくのが我々アーキテクトの役割です。従って、toitは固定的な観念やデザインテイストはあえて持たず、常にニュートラな思想のスタンスをとって、クライアントの意見に真剣に耳を傾け、ゼロから空間を構築していきます。多くのコミュニケーションや様々な脈略の中から発見、発想したアイディアにお互いが共感し、その価値観を共有しながら、それらのイメージを建築空間に反映させていけるよう、設計を進めていきます。このように大量生産、標準化、効率化という思想とは対局のプロセスによって、空間構成からディテール、また、構造や必要な性能など、全てにおいてカスタマイズ可能な[オーダーメイド建築]をつくりあげていくため、1つのプロジェクトに多くの時間と精力費やしています。デザインクオリティーの高い建築を求めて、議論や検討を幾度も繰り返しながら、ブラッシュアップされた真のオリジナリティーを思索していくのです。建築デザインをベースに、よりよい環境をつくり、一人でも多くの方に豊かさと感動を提供出来ればと思います。また、建築が生活、さらには地域社会に潤いと活力を与えることができれば幸甚です。