注文住宅

『ドームのある家』〜天体観測もできる!人にも環境にも優しい家づくり〜

面積:

169㎡

エリア:

大阪府

内容:

山のふもとの住宅街に建つ、天体観測用のドームを持つ住宅。 第一種低層住居専用地域、北側の斜線制限により、建てられる家の高さ・大きさが制約があるため、決められた範囲でプランをコンパクトにまとめる必要がありました。
基本的には木造で計画しましたが、天体観測行うため、揺れを少なくするため、また天体観測用ドームの重量が600kgあるため、それを支える直下の階段室はRC造としています。
建物の仕様は、建て主の希望により、「体にやさしい、環境にやさしい住宅」を目指しました。断熱材は、住宅金融公庫の次世代住宅基準に対応させ、サッシも断熱性・気密性の高い製品を使用し、高気密高断熱の省エネルギー住宅を目指しています。また内部の仕上には、無垢の木材、調湿作用あるチャフウォールなどの自然素材を積極的に使用しています。家具・建具もシナベニヤ(自然塗料仕上)で作成し、全体的に柔らかい雰囲気を作りました。

1階のリビング・ダイニング・和室は引き戸を全開することで、一室の大空間として利用することが可能です。そのため和室も伝統的なスタイルでは無く、家全体のイメージを踏襲した、シンプルでモダンな形式のものをデザインしました。リビングの吹抜けは、構造をそのまま表し、天井も斜め天井とすることで、コンパクトながらも広がりのある空間を目指しています。

バルコニーの腰板は風が抜けるように透かして張っている。

階段室は書斎を行けるタラップが付いている。

リビング・ダイニング・和室は一体的に利用できる。

古田 充

依頼者である建主さんが設計者に設計を依頼する行為は、設計者の資質や職能・人格を信頼して財産を託す信用行為であると考えています。一般的に、多くの人は住まいを立てる機会が、一生に何度もあることではありません。 それ故に長く住み続ける家・一生に一度の家を満足するものに作り上げるには、住まい手である依頼者とじっくり話をしながら、 その結果を案に反映させていく…、この作業の繰り返しが重要であると考えています。 住まい手との打合せを通じ、小さなイメージ、話の断片を紡いでいくことで、 その住まい手が持つ家のイメージを形にしていきます。 住まい手が満足する家のあるべき姿を探るため、私たちはその作業を惜しみません。 設計に時間をかけ、一生に一度のその住まい手だけの家を作りあげる。 それが私たちの仕事であり、わたしたちの家づくりと考えます。