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浜松に建つこの石場建ても、自然の素材の特性に合わせた家です。
礎石の上に、天竜の地松と杉桧の柱梁を手刻みで組み差し、貫を通した木組みに、竹小舞を掻いて泥壁を付け、屋根はいぶし瓦で仕舞います。
間取りは田の字で、多くの部分は地松の差鴨居と小壁(欄間)と障子で間仕切ります。
現在は作られることのなくなった、何百年も前から日本で作られてきた普通の家です。