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片瀬山に寄り添うような緑豊かな雛壇状の敷地に建つ二世帯住宅。
隣家の高さ、道路との繋がりを考慮し、アプローチはスロープ状のブリッジからとなる。
スロープ状としたのには親世帯の車いす対応、建物を低くすることによる隣家への圧迫感低減のためである。音の問題等から親世帯(左玄関)子世帯(右玄関)を上下で重ならないプランとしている。親世帯延床18坪、子世帯延床24坪と狭小な住宅の中、玄関が狭くなりがちなところを拡がりの感じられる玄関とすることに注力した。
親世帯の食堂・居間は庭に大きく面するため外との繋がりを意識した空間とし、子世帯の食堂・居間は庭に面する部分が少ないため、天井高(2.8m)とし高窓から光を入れた篭れる空間としている。
周辺環境は緑豊かで非常に美しい風景が広がっており、既存の木々を極力残し、以前よりもより良い風景となることを願ってやまない。
子供の成長と施主とご両親の住宅を建てるタイミングにより二世帯住宅の計画を進めることに。ご要望は、二世帯でもお互いの距離感を考えたプラン。
上下で親世帯・子世帯が重ならないプランとした。
コストダウンの工夫、プライベート空間の床はラワン合板を使用し、パブリック、LDK、廊下には、無垢フローリング(欧州松)を使用した。
崖地(雛壇状)の土地を購入することで、土地の金額を抑え、建物にコストをかけることができた。
デッキを介して世帯が繋がるところ、デッキからの眺め(秋には紅葉、春には桜)を喜んでいただけています。
サーフィンをするご主人は、デッキから直接洗面室に入れ、すぐ浴室に行ける動線を気に入ってくれています。
全員で打ち合わせをする部分と、世帯別で打合せをし、それぞれのご要望を聞くことを心掛け、設計を進めていきました。
崖地によりブリッジを介してのアプローチに設計の難しさを感じましたが、想像通りの雰囲気で竣工を迎えることができ、検討に検討を重ねた結果だと思っております。
デッキから外観を見る
道路からの鉄骨ブリッジによるアプローチから玄関を見る
道路側から外観を見る
親世帯の玄関を見返す。春には桜を望むこともできる
子世帯玄関。階段越しに玄関方向を見る。越屋根からのハイサイドライトから光が落ちる。玄関前に階段を設けることにより、奥行きができ、玄関が広く感じられる。
親世帯の寝室。水廻りが隣接しており、ホテルのような動線計画になっている。
子世帯寝室。一段上がった納戸が隣接。窓からは親世帯と同様、春には桜を望むことができる。
子供部屋。将来的に二室に分けることも可能。
親世帯のLDK。 キッチンカウンターと造作家具により、キッチン、洗濯室を区切る。 造作家具は天井までとはせずに、空間の拡がりを創る。
親世帯LDK。 全開放サッシにより、デッキと一体的に使用できる。 窓からはモミジ、桜を望むことができる。
子世帯LDK。 天井高が高く、包まれたような空間。 台所・階段は天井高が低く、LDKに入ると天井高が高くなり、メリハリを創ることにより、より開放感を感じることができる。
デッキ側の窓は、切り取った絵のような窓。 全開放サッシにより、一体的に使用できる。
サーフィン後の動線に配慮し、デッキから入ることができる。 洗濯動線としてもデッキと繋がることにより、家事のしやすさに配慮。