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設計、施工、監理を担当
場所によって温度差のある室内は暮らしにくい、と感じていたK様。
冬の寒さや結露、2階の酷暑など厳しい状況でしたが、エアコンに頼る生活ではなく家自体を快適にする方法はないかと模索されていました。
そして辿り着いたのが暖房負荷と日射取得を最大限考慮した断熱性能を追求して設計する「パッシブハウス」。室内温度差バリアフリーを目指していたK様はパッシブの仕組みを導入されました。
・床下エアコンを設置、温められた温風や冷気は階段・ダクトを通して1階、2階の隅々に供給されます。
・全熱交換機で換気による熱のロスを軽減し、省エネ効果を発揮。
・南西に吹き抜けサンルームを設置。冬場の低い日射も部屋の奥まで取り込めるようにしました。
・床にダイレクトゲインで蓄熱のできるタイルを採用。サンルームからの光で、寒冬期も昼の蓄熱が持続。
・外付けブラインドで日射遮蔽・日射取得のコントロール。
以前の家は温度差が激しく1階ばかりを使って過ごしていました。今は温度差がほとんどない環境なので(3月上旬で外気温3°C、室温20°C、湿度50%。1・2階どこも一定の環境でほぼ無暖房で過ごせています。)2階もフルに使えて生活の幅が広がりました。
温度差がないので動き回ることが苦にならず有意義な時間が過ごせるようになりました。
広がりを感じさせる優雅なLDK。機能性ばかりではなく居心地のよさや上品な造形を大切にしました。床は全面無垢のフローリング、天井は珪藻土を採用。隅々まで一定温度を保ち、体の負担が少なくゆったり過ごせるリビングです。
大容量のパントリーで使いやすいキッチン。冷蔵庫、食器棚、キッチン用品のすべてをパントリーに。ストックで大量購入してもスペースに困りません。使い勝手のよい家事動線で作業がはかどります。
2階の3分の1をご夫婦の生活空間に。寝室、ウォークインクローゼット、ワークスペースが一直線に並んだ形で身支度に便利な動線設計です。ワークスペースの横は吹き抜けで階下に繋がっているので、上昇気流に乗って会話も可能です。
大容量の本棚を造作した書斎(左)。書斎の天井と床は深い色合いの木材を使用。左右の白を基調とした壁と家具がアクセントに。2階の屋根裏にはロフト(右)を設置。普段は使わないものなどを収納するのに便利。窓を付けたことにより屋根裏と思えない明るさです。
できる限りシンプルなデザインを心掛けた子供部屋。部屋づくりを自分で楽しめるようになっています。「採光」「収納」「快適室温」の三拍子がそろった快適な室内。「無暖房でも温かいのでリラックスできます」とお子様から感想を頂きました。
重厚で趣きのある扉を使用した玄関はスペースを広めに確保。入るとすぐ横に土足のまま入れるシューズクロークを設置。シューズクロークの奥から入室も可能です。さりげない場所にキャットウォークも配置して日々の使いやすさも重視。
美しい濃淡のデザインタイルは各個室違うものを採用しています。お洒落でありながら消臭効果もある白い珪藻土の壁、床には無垢フローリングを使用。