注文住宅

北烏山の住宅

実施エリア:

東京都世田谷区

実施時期:

2013年

延床面積:

91平米

内容:

「交差する境界の家」
住宅密集地の角地に建つ小さな住宅です。建物は5.58m角の正方形平面で半地下を含む3層構成となっており、各階は十字型に交差する木造門型フレームによって緩やかに仕切られ、北西の奥まったウチ・スペースと、南東の開放的なソト・スペースをつくっています。ウチ・スペースは各階8帖分の機能的で守られた場所で、ソト・スペースは大小の窓により外部的要素の入り込んだ流動的な場所です。門型フレームには4枚引戸が十字に走り、季節や使われ方によってウチ/ソト・スペースをつないだり区切ったりと関係性を変化させます。限られたスペースにあえて境界をつくり、家の中に少し外っぽいところや曖昧なところができることで、様々な居場所や可能性を見いだせる家になったと思います。

写真:谷川ヒロシ

水石浩太/水石浩太建築設計室

一生のすまいを考えるとき、いわゆる土地付き一戸建ては簡単に手に入る時代ではなくなってきた気がします。当方のこれまでのお客様も、予算的に余裕がなくモヤモヤした気持ちでいらっしゃる方が少なくありません。その方々とは決まって土地探しの段階から家づくりのパートナーとしてお付き合いいたします。例えば厳しい条件であったり少々わけありの物件であっても、同行して土地を調査し、おおよそのプランニングをお見せして購入の判断材料としていただけます。また、多少のデメリットは、自由な設計のアイデアによって違った価値観やこだわりを見いだしていけるもののように感じています。そうして投資以上の大きな価値を得られることが、家づくりのなによりの醍醐味だと考えています。