注文住宅

天満の家

面積:

103㎡

築年数:

5年

エリア:

大阪府北区

実施時期:

2010年

内容:

大阪の街中にある敷地15坪に建つ家。周辺は超高層マンション、倉庫、事務所ビル、飲食店等が混在する地域。間口2間の敷地で大通りに面したファサードを格子と黒の壁面で寡黙な表情とした。
夫婦2人だけの住まいは将来の改装や売買も考慮し、間取りの自由度が高く、室空間を出来るだけ広く取りたいとの希望から内部に壁や柱をほとんど出さない構造形態とし、フロア毎に生活機能をまとめるワンルーム構成としている。
又、周辺環境から採光、通風が取りにくい敷地条件であったため、吹抜けとなる直階段を上下に抜ける通り土間に見立て、スノコ床や格子壁とし、最上階のトップライト、ハイサイドライト等で自在に空気や光が抜けるようにして、開放感を出すように工夫した。

このプロジェクト事例を手掛けた建築家

鈴木 道子

建築家 / @大阪府

“住まい”に対する想いやイメージは、人により異なると思います。そして、その想いは、幼い頃の心象風景や、積み重ねてきた各々の人生の延長上にあるのではないでしょうか。設計着手前にその敷地に立ち、私はいつも様々な情景を思い浮かべます。土地から受けるエネルギーや、周辺環境からのイメージ、そして、住まい手の方達が語られる想いを重ね乍ら、安らぎのある家族の風景や、内部に溢れる光・風・緑のそよぎを想像します。それらはいつも固有の様々なイメージ゙を持って立ち現れてきます。“住まい”とは…私にとって、生活の基本であり、根幹の場だと思っています。そして、住まい手にとっては、安らぎや居心地の良さが最も重視されなくてはならない場だと思っています。設計プロセスの中で、私がいつも大切にしているのは、そこで営まれる生活を包み込む空間が持つ、精神的な影響力です。そこに集う家族の生活や、意識の変化に、柔軟に対応し、豊かに包み込み、そこに会話や互いへの気遣い、いたわりが自然に生まれる様な、きめ細やかな配慮が為された空間、季節の移ろいを感じ、心豊かに過ごせる空間…そんな空間づくりを、住まい手の想いを大切にし乍ら、優しさを込めて、作っていきたいと思っています。

鈴木 道子

建築家 / @大阪府

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