注文住宅

BAB-House

実施時期:

2011

内容:

キッチンデザイン
リビングキャビネットデザイン

FIREPLACE SHELF

Architect:U.A.o
Photo:Tomoki Hahakura
リビンクキャビネットのデザイン
南仏のナチュラルなイメージが好みのご主人に合わせ、薪を積み重ねた暖炉の有る風景をモティーフに構成した什器は、中央収納部にTVモニターを設え、
開いている時にはダークカラーが現出し暖炉の様なあたたかな風景となり、単なるTVボードとしての無機質な見え方ではなく、風景の一部として演出をしている。
複雑な意匠で構成された前板は、単純に薪を積み重ねていく事で得られる重さと不規則な連続で出来上がる奥行き感を、職人の手仕事により積み重ねられた時間と技術の重み、
それをうまく表現する為のデザインパターンに置き換える事で新たな見え方の創出を試みている。
前板で使用している5つの樹種は樹種本来の色合いが経年変化によって楽しめるものを選び、さらに一つ一つの単位を小さいモジュールでの構成とすることで、
それぞれは希少な材ながらも材取りの良さもあり、また様々な樹種が混在することで全体的な深みを生んでいる。
希少な材を奪い合い跳ね上がっていく高価な物に価値を定めるのではなく、人の手によって創出される物にどれだけの価値を見出せるのかという新たな感覚の提案をすると共に、
伝統の仕様”テイスト”ではなく技術を大切に受け継いでいける事を意図している。

CAVE KITCHEN

Architect:U.A.o
Photo:Tomoki Hahakura
キッチンのデザイン
料理が趣味であるご主人が友人やご子息家族をもてなす為、鉄板焼き器をビルトインしたアイランドカウンターを設えた「舞台」としてのキッチンでもあり、
普段はご夫妻揃ってキッチンに立たれ楽しく時間が過ごせる「コミュニケーションスペース」としてのキッチンでもある、余裕を持ったキッチン空間としている。
広大なリビングダイニング空間から切り離されたキッチンは料理に集中出来る様、洞窟の中で料理をするという空間をイメージし構成する事とした。
全体的な色調をダークカラーとし、天井部分に間接光を設える事で地表から降り注ぐ光のイメージを創り、落ち着きの中にも明るく清潔な印象となる演出をしている。
又、木の厚付単板を地層の様に張り込んだ収納扉や、地層の中に潜む様々な鉱石が露出されている様な素材感を演出するSus・人造石・木で構成されたアイランドカウンター等、
それぞれのアイテムが素材や形状により洞窟のイメージをさらにモダンな表現としている。