注文住宅

回遊する家(S邸)

エリア:

奈良県

内容:

「吉村順三直伝の最たるものに、家の中の回遊性がある。」と宮脇檀が彼の著書に書いているように、家の中をグルリと回れるような部分をつくることは、両巨匠が常に意識していた設計手法である。
とかく、個室の数で評価される風潮にある現代の大多数の住宅は一方通行的な単純な動線だけで構成されていて退屈で、楽しさがないわけである。この家の主は当初建物の周囲にバルコニーを巡らせるプランを希望された。そこで2階の東・西・南に連続したバルコニーを設け両端を屋内動線と繋げた。これにより各部屋で留まるだけでなく、それらの間を動き回る楽しさが、生まれたわけである。1階も同様にリビング→ダイニング→キッチン→ユーティリティ→リビングと回遊性をもたせている。

この作品は、雑誌「住まいnet関西vol.8」に掲載されました。

中庭はウッドデッキとし、半屋外空間としての機能を持つ。セキュリティーのために引き戸を設けているが、戸を開放すると四台分の駐車場を兼ねた外庭と一体化する。

この住宅事例を手掛けた建築家

蔦村 賢一郎

建築家 / @奈良県

いい家をつくるコツ。それはまず社会に氾濫している情報から蓄積された家づくりに関する既成概念を捨て去ることから始まります。そこから、ご自分のライフスタイルにフィットした新たな発想が生まれれば、家づくりは成功に向け一歩踏み出せたと言えます。建築家と家をつくるということ。それは決して大げさなことではありません。むしろイメージの具現化において建築家とパートナーシップを組み、家づくりに臨むことのほうが自然な姿なのです。建築家があなたをサポートする事で設計・監理の第三者性が確立され、瑕疵のない建物が実現できるのは言うまでもありません。お手持ちの御予算でワンランク上の家づくりを目指し未来をプロデュースしてみませんか。