注文住宅

八王子ツリーハウス

手掛けた建築家

設計を担当

八王子ツリーハウス (リビングルーム)

リビングルーム

photo:kai nakamura

八王子ツリーハウス (外観1)

外観1

photo:kai nakamura

八王子ツリーハウス (リビング)

リビング

ダウンライトは木漏れ日をイメージしランダム配置にしている。外部はケヤキ(既存樹)と紅葉。

八王子ツリーハウス (キッチン)

キッチン

キッチンカウンターからの眺め。木立をデザインモチーフとした壁柱の重なりが奥行き感を作り出す。 ダイニングテーブルはコンクリート製でグレアレスダウンライトを使用し天井面は光らずテーブル面に光が落ちるようにすることで視線のコントロールを行っている。

八王子ツリーハウス (書棚)

書棚

ライブラリーの書棚も壁と同じ木立をモチーフとしたデザインにしている。

八王子ツリーハウス (子供部屋)

子供部屋

子供部屋。床はオークフローリングのスクラッチ仕上げ、右の家具はOSBボードで製作している(可動式)。左、WICの上をロフトにしている

八王子ツリーハウス (外観2)

外観2

photo:kai nakamura

八王子ツリーハウス (シアタールーム)

シアタールーム

シアタールーム。100インチスクリーンを上げると壁面に液晶テレビが設置してある。壁面と天井は反射材(べニア)吸音材(木毛セメント板)が50%ずつになるようにバランスよく配置、床はカーペット。 プロジェクター:JVC DLA-X7 スクリーン:キクチ SES100HDWAW ブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-BZT910 ネットワークプレイヤー:LINN MAJIKDS-B パワーアンプ:LINN MAJIK4100B AVアンプ:パイオニア SC-LX85 フロントスピーカー:ELAC FS247SE フロントハイスピーカー:ELAC IW1230 センタースピーカー:ELAC CC241 サラウンドスピーカー:ELAC IW1230 サブウーファー:ELAC SUB2040ESPHB カスタマイズリモコン:マランツ RC9001 調光システム:ルートロンGrafik Eye

八王子ツリーハウス (バスルーム)

バスルーム

中庭からバスルームを望む。 中庭の水槽は多目的な用途に使える。

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手掛けた建築家

設計を担当

用途

自宅

居住者

家族(子供1人)

所在地

東京都

延床面積

438㎡

手掛けた建築家のコメント

設計を担当

敷地は駅前商業地の近くにあり周囲は高層マンションが建ち始めている所にあり、以前よりその地に住んでいた夫婦と子供の為のRC造2階建ての住宅です。
周囲の高層建物とは対照的に低層住宅としての住みやすさを求め、木立(こだち)をモチーフにした壁柱の構造体で建物全体を構成しコンクリートの森を作りました。「森の中に住まう」をライフスタイルに各部屋を作り、楽しく生活できる場を作っています。

敷地面積:532.80平米
建築面積:255.66平米 延床面積:438.85平米
構造:鉄筋コンクリート造 階数:2

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コンクリート木立の家

空の人がいて、地面の人がいる。
周辺には高層の集合住宅が建つ。そこには新しい居住者がいる。
路上は大勢の人が行き交う。そこには挨拶を交わす近隣住民もいるが、圧倒的に通りすがりの人たちの方が多い。
敷地は八王子駅前の中心市街地に近く、商業を中心とした市街地と住宅地、変わろうとする街並みとそのままであろうとする街並みの境界にある。


世界観というバリア

建主は以前よりこの地に住み、周辺環境とその変化を肯定的に捉えながら以前と変わらない生活をおくりたいと考えていた。
周辺環境が大きく変わる中で変わらず自分達の「住みやすさ」を作り出す為に、自分達の明確な世界観を再提示した生活スタイルをとることで感覚的なバリアを作り出すことにした。
これは、排他的に高い壁を立ち上げ、物理的バリアを作ることで「住みやすさ」を獲得するのではなく、他を受け入れながらも自分達のアイデンティティ守る精神的なバリアのある環境を作りあげることで、疎外し合わない「住みやすい」適度な距離感を生むことになる。
敷地南側には建主と一緒に育った大きなケヤキの木があり、変化する周辺環境に対してこの場所にゆったりとした時間のリズムを与えていた。このケヤキの木が醸し出す雰囲気にこれからの時間の流れを委ね、樹上生活をモチーフとした生活スタイルを作り上げていくことにした。


木の上の人

建物は1階を駐車場とし、樹木の枝葉に近い2階を居住スペースにしている。どこにいても木立の中にいる感覚が得られるように、ゾーニングされた各居住スペースは樹木と交互に配置され、それを室内外にわたる回廊がつなぐ中庭型の建物となっている。
建物は大きな要素として木立の様な形をした壁柱とスラブとで構成をし、それだけで様々な様相が現れることを期待した。
木立は空間を分け、繋げている。あの木立の向こうがあっちであり、その向こうがさらに奥のあっちになる。視線は木立の間を抜け、視点が移されながら景色が作られていく。景色は見る対象でなく見る者を包含し、主客一体となった空間が生まれる。
光は木立の向こうの明るい方から差し込んでくる。そこで初めて木立の向こうに空があることを感じることができる。
リビングの天井高さは4450mm、回廊の一部にあるライブラリーはおよそ半分の2200mm。各スペースは天井高さに変化を持たせている。大きな木の下には大きな空間が生まれ、その下にはとどまる場所ができる。コンクリートでできたクールな木立の中で、スラブの位置を操作することで空間に表情を与えている。

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この事例のコンセプト

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手掛けた建築家

対応業務

注文住宅、リノベーション (戸建、マンション、部分)

所在地

千葉県千葉市中央区春日2-10-8-405

主な対応エリア

東京都 / 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 埼玉県 / 千葉県 / 神奈川県

全国対応可能。交通費についてはご相談ください。

目安の金額

30坪 新築一戸建て

2,400〜7,500万円

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安藤毅

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