注文住宅

府中の家

実施時期:

2014年

延床面積:

161平米

内容:

この住宅は、仕事を引退されたご夫妻が、愛犬と共に郊外の住宅地に移住してゆったりと暮らすための住まいです。
建て主さんの主なご希望は、「それぞれのスペースがゆったりした家」「将来は1階だけでも生活ができる家」「軒が深く、シャープで白い家」といったものでした。
比較的広い敷地であったことから、愛犬を放す庭を可能な限り大きく残しながらも、1階に生活の場の大半を設けた住宅です。
内装や建具に使用した木は、1階はタモ材、2階は桐とスプルス等の無垢材、壁は漆喰塗、床はフローリングとタイル、石を使用した自然素材の家です。
既製の建材や石油化学製品の使用を極力少なくすることで、「ホンモノの素材による味わいと暖かみのある家」となることを期待した住まいです。

ダイニングより南面を望む

この住宅は、玄関からまずダイニングに入り、その奥にリビングがあります。ダイニングを、この家での生活の中心的な場としていることによるものです。ダイニングの正面(南側)には屋根のかかる大きなポーチがあり、その先に南庭が広がるという構成です。
上記のポーチにより庭から引きのあるダイニングですが、食卓テーブルを置く位置の上部に、やや大きめのトップライトを設けこの家の中でも特に明るい場としました。

薪ストーブのあるリビング

リビングは上記のダイニングの奥に位置し、敷地内でも道路から離れた
家族がゆったりとくつろぐ、静かで落ち着きのある場としています。薪ストーブの火を見ながらゆっくりとした家族だけの時間を楽しむリビングです。

ダイニングよりキッチンを望む

1階の壁は漆喰のこて塗りラフ仕上、床はタモの巾広無垢材、天井はアルダーの無垢材で仕上げました。

板貼天井のリビング (ダイニング側より西面を望む)

1階はタモ材、2階は桐とスプルス等の無垢材、壁は漆喰塗、床はフローリングとタイル、石を使用した自然素材の家です。

ダイニング(左手がダイニング、正面は食品庫)

キッチンの奧は食品庫で、ここに郵便受けを設けることにより、ポストの投函物をここで受け取ることができるようにしています。

ダイニング (手前は造付配膳カウンター)

家の中心的な場であるダイニングと一体的な場としたキッチンです。
家の南東に位置し、明るい広々とした場所としています。

屋根勾配を生かした天井と主寝室

階の南側に設けた主寝室です。
南側のバルコニーの先にある公園の緑を借景としています。

2階階段室(南面の寝室を望む)

2階の壁は漆喰のコテ塗ソフト仕上、
床と天井は素肌にやさしく、調湿性能も高い桐の無垢材で仕上げました。

2階書斎(東面)

主寝室同様、書斎も壁は漆喰、床と天井は桐材で仕上げました。

2階書斎(北面)

2階書斎(北面) 比較的安定した採光条件となる2階北側に設けた書斎です。屋根の形状に合わせた天井、3方向に窓を設けた部屋です。

玄関正面収納

下部左手には接客時用のガス暖房機格納

1階の洗面・脱衣・洗濯室

洗面・脱衣室は約3.4帖。通常より広めにしたのは、お風呂上がりにここでストレッチをしたいというご希望によるものです。トイレは換気扇を吊り戸棚の扉の裏に隠し、壁・天井共にシンプルなインテリアとしました。
年配の方の住まいということもあり、廊下・トイレ等と共に、
洗面・脱衣室にも床暖房を設けています。

玄関正面

この家の玄関は、家の中には上げない人と応対する家具を置くことができるやや広めの場所にしたいというご希望がありました。
2方の窓の他、小さいながらもトップライトを設けることにより、家の北側ではありますが、非常に明るい玄関としました。

玄関の扉面(アプローチ側)

床、建具、窓枠、格子等は全てタモの無垢材で造った玄関です。

ビルトインガレージ(外部のガレージより望む)

建物北側のビルトインガレージです。ガレージ内、写真左手のドアから玄関に入ることができます。

ポーチとシャワープレイス

ダイニングと南側の間に設けたポーチ(半屋外スペース)です。正面のシャワープレイスは愛犬用のものです。

南(道路)側の外観

この家の建つ敷地は、南側の道路を挟んで小さな公園と対峙し、それ以外にも近隣に多く公園が点在する緑豊かな住宅地にあります。
そのようなことから「これからの住宅地の環境・街並みづくりに寄与しうる建築にする」ということを意図して形づくりました。

外観(夕景)

中央が玄関、右手はビルトインガレージと外部のガレージ