マンションリノベーション・リフォーム

「動かせる部屋」と「動かせる収納」で間取りを作るマンションリノベーション

面積:

85㎡

築年数:

1982年

エリア:

兵庫県芦屋市

実施時期:

2014年

内容:

築32年(1982年竣工)のマンションをリノベーションしました。
すまい研究室の事務所 + モデルルーム + すまい です。

壁は、自分たちで塗ったラフな仕上げのしっくり塗りです。
天井は既存を取り払い、配管を見せて高さを有効利用しています。

自然素材を中心に使っています。床は無垢の杉板を使いました。
その他、建具や家具も材料そのままの表情を生かして作っています。
無垢の木材は、吸放湿性に優れていて、気持ちのよい空間になります。汚れや傷も味わいになりますし、削って新しい木肌を出すこともできるのでメンテナンス性にすぐれているとも言えます。

こちらが「動かせる収納」です。押入れとクローゼットの、2パターンがあります。
「動かせる部屋」と「動かせる収納」をパズルのように組み合わせることで、何通りもの間取りにできるという仕掛けです。

この和室になっている木製のフレームが「動かせる部屋」です。大人2人で押して動かして、間取りを変えることができます。

小さい子どもがいると、間取りのニーズがどんどん変わってきます。
まず、人数が増えるかも。(うちも実際、完成後に一人増えました)
小さい時は大きな部屋でみんなで寝たいけれど、成長すると個のスペースが必要になる。(しかも人数分!?)
と、思ったら出て行って、もう独立しちゃう。(残されるのは、倉庫と化した子ども部屋)

そこで考えたのが、「動かせる部屋」と「動かせる収納」でつくる、間取りが変えられるリノベーションでした。

キッチンはオープンにしてみんなで楽しむ雰囲気をつくりました。
必要なものをシンプルに揃えて、見せる収納にしています。

この住宅事例を手掛けた建築家

すまい研究室一級建築士事務所

建築家 / @兵庫県

【暮らしのうつわを丁寧につくります】 すまい研究室 一級建築士事務所の設計理念 1. 未来に価値を届ける どんなすまいにしたいかを考えるときに想像するのは、完成直後の姿ではないでしょうか。しかし建築の寿命は長いものです。例えばあなたが小さいときに過ごした家は、現在どうなっているでしょうか。新しく完成する建築が同じくらいの時を経たときにも、価値を感じてもらうことが大事だと考えます。その価値は完成直後とは違うかもしれないし、それを判断するのは次の世代の若者たちかもしれない。時を経て熟成していくような建築を目指しています。 2. 自然を感じる建築をつくる 魅力的な建築とはどんなものでしょうか。すまい研究室は自然と建築の関係を大切にしています。建築という人工物には、光・風・土・緑が欠かせない存在です。だからそれらをどう取り入れるか、外と内とのつながりに気を配ります。ほんの少しの隙間にある木立や、一鉢のグリーンであっても、居心地のいい場所に自然は必要です。 3. 合理的であること+α 建築には、経済的であること・安全であること・環境に対して配慮することなど守らなければならない基本事項があると考えています。しかし、それだけでは人にとって居心地がよくて魅力的な建築にはなりません。ちょっとした遊び心・美しくまとめようとする努力など合理性から少し寄り道したあたりに、すまい研究室の目指す建築があります。

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