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設計、施工、プロデュース・コーディネートを担当
施設からご両親を迎えて一緒に暮らせる家をつくりたい、とT様から自宅介護のためのリフォームをご依頼いただきました。
「寝室から近いトイレ」「車椅子を置ける玄関ホール」など水回りや部屋の間取りを工夫して満足度の高い介護ができる家づくりを目指します。
T様邸は廊下や出入口・扉の幅が狭く、車椅子や介助が必要な介護生活には不向きな設計でした。そこで間取りを一から見直すことに。介護を受ける側、する側お互いが気持ちよく暮らせる間取りや動線へ変更。リビング内のベッドルームは室内に通じる回遊動線を確保。外からすぐに駆け付けることができ、行きたい所へスムーズに動ける設計に。T様とお子様の個室は玄関を経由した廊下の向こう側にご用意し、ご両親様と程よい距離を確保しました。
洗面室は介助者と一緒でも窮屈にならない広いスペースに。玄関は転倒防止用のベンチ、補助用の手すりもご用意。その他壁沿いに収納やディスプレイ棚を造作し、必要な物がすぐに取り出せて介護をサポート。
ご両親のお部屋兼リビング。床は自然素材の北海道産無垢ナラ材を使用。音に配慮し床遮音材を設置しています。
リビングとベッドスペースを腰壁で間仕切りしました。通路両側から出入り可能な回遊動線。窓には断熱性に優れたインナーサッシを施工。
ランダムに色違いのタイルを敷き詰めた可愛い対面キッチン。角を丸くしたパイン材のカウンターを造作。吊戸棚など見た目もおしゃれな収納も付けました。床は耐久性、耐水性に優れたPタイル(プラスチックタイル)を採用。
T様とお嬢様の居室。ナチュラルな色合いの床と一面だけ鮮やかな模様を配した壁が個性を引き出しています。テレビ台や棚・マガジンラックをパイン材でオリジナルに造作。
車椅子で方向転換も可能な玄関。上がり框を低く造作し、体の負担を軽減。転倒防止用にベンチと手すりを設置しました。収納はナチュラルな色のパイン材を使用。玄関全体が明るい印象に。
シンプルですっきりした印象の浴室とトイレ。立ち上がりやすいよう手すりを設置しました。左)ダブル保温構造のお風呂はお湯が冷めにくく省エネ効果も◎。右)淡いクリーム色で統一したトイレ。床は清掃しやすいPタイルと遮音材。