注文住宅

『ガラスのピラミッド』ガラスの合掌造り

面積:

217㎡

エリア:

富山県

実施時期:

2004年12月

内容:

この住宅は、五箇山の合掌造りにならい、急勾配屋根で積雪荷重を回避し、軽快な構造をえている。
明るく開放的な住まいを目指して、外皮はガラスとし、その内側にコンクリートのコア「もうひとつの家」をいれて「入れ子」にし冬の寒さや夏の日差しに対した。
そのコアからつながる半外部、さらに外部の場を、室温や日射などの環境差をうけいれ、ここちよい場をさがし、移動して暮らす。
一日の光とともに、季節の移ろいにあわせて。
中庭は「さしこまれた外部」。
かこまれ守られた場に意識はかかわりをもとめて開いていく。
切り込まれた中庭は建築内部に厳かな光を導く。
ここには、かこわれながら外に開く場がある。
生まれた外観は「ガラスの合掌造り」であり、進化しながら回帰する新しい富山の住まいを目指した。

西側外観。ガラスの外皮のなかにコンクリートの箱が見え、入れ子の構成がみてとれる。

居間から中庭をみる。扉を開け放つとソトが入りこんでくる。ここは囲われた中庭だけれどもガラスを透して青空がひろがる。

2F展示室。竹林を背景に、ギャラリーとしてつかっている。

アトリエ。午前の風景。夏はガラス全面に朝顔がつたう。

西側夜景。1F手前のスペースはソトに開いたオフィス。2Fの木の箱は寝室。

水野行偉

住宅の場合、そのプログラムはクライアントの個性などにより独自のものとなります。生活スタイルは様々に違うので微妙なことばのニュアンスを受けいれながら、少しずつできあがります。ぼくは、ひととモノとの関係、ひととそのまわりのおおきな世界との関係、そんなことを遠くに見つめながら住宅/建築をつくっています。