注文住宅

DAMIER

面積:

112㎡

エリア:

東京都台東区東上野

実施時期:

2009年12月

内容:

僅か9坪程度の敷地は、上野駅から徒歩数分の場所にある商業地。自宅の長屋を解体し、1階を賃貸とした併用住宅の計画です。

30代の建て主は、サーフィンが趣味で大手精密機械メーカーに勤務するご主人と、アパレル関係にお勤め経験のある奥様のお2人。計画中には、もう一人の家族となる息子さんも新たに加わりました。

最下階を不動産事務所用の賃貸とし、上層階を自宅とする形態は、都心部ではもはや典型的な住居スタイルとなりつつあります。

プライベートとパブリックを上下階で分節しながらも、街とゆるやかに繋がる都市の矛盾を、建築計画でいかに解決するかは永遠の課題と言えるでしょう。

交差点に位置する敷地ゆえに、界隈のランドマークにもなるべくデザインされたファサードのモチーフは市松模様。

精度の高いコンクリート打ち放しとビル用換気機能付きFIXサッシュの組み合わせにより、モニュメンタルな住宅が誕生しました。

2011年 GOOD DESIGN AWARD受賞

■DATA
敷地面積:31.34㎡(9.48坪)
建築面積:22.71㎡(6.86坪)
1F床面積:19.22㎡(5.81坪)
2F床面積:22.71㎡(6.86坪)
3F床面積:22.71㎡(6.86坪)
4F床面積:22.71㎡(6.86坪)
5F床面積:22.71㎡(6.86坪)
PH床面積:2.80㎡(0.84坪)
延床面積:112.86㎡(34.14坪)
構造:鉄筋コンクリート壁式構造
規模:地上5階+PH階建
用途:専用住宅

このプロジェクト事例を手掛けた建築家

黒崎敏

建築家 / @東京都

建築には安全性や機能性、意匠性などが求められますが、それだけで十分とは言えません。我々建築家が創り上げる空間には、何よりクライアントや社会が求める豊かな精神性を表現しなければならないと考えています。  人間や自然、あらゆる人工物との関わりの中から導き出される空間は、社会や環境と結び付きながら時代と共に緩やかに進化し、それに呼応するように人々も変化を遂げます。このようなゆらぎのある生命体との共存こそが建築の本質的な役割であり、設計における導線のあり方や光の扱い方、風の導き方や素材の選択手法などのデザインを決定付ける大きな要因となることでしょう。  大胆さと繊細さの両極を意識し、人間としての視野を広げ、洞察を深めながら、時に流されることのない品格のある建築を目指して、一つひとつの建築に丁寧に向かい合いたいと思います。

黒崎敏

建築家 / @東京都

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