注文住宅

『YM-house』光と風を採り込む方流れ屋根の家

面積:

146㎡

エリア:

石川県河北郡津幡町

実施時期:

2013年10月

内容:

両隣の住宅に挟まれた奥行きの長い敷地に建つ住宅。
西の前面道路側を2層、東の敷地奥側を1層とした奥行き18Mの片流れ屋根を形成し、大小2つの外部空間を設けたプライベートな居住スペースを考えました。
西側から寝室、プライベートテラス、LDK、ライトコート、ゲストルームと奥行き方向いっぱいに視線が通り抜け、外壁で囲まれた外部空間によりプライバシーを確保しながら光と風を採り込みました。
また、片流れの大屋根に沿って傾斜する天井が所々に必要な空間のボリュームを与え、リビングを中心に各室が緩やかにつながる空間構成としています。白を基調としたミニマムでストイックな外観に対してインテリアはナチュラルでプレーンなイメージとし、内外部のスペースがリズミカルに連続する開放的な生活空間を生み出しました。

戸井建一郎

建築をつくるということは、そこに敷地を取り巻く環境があり、クライアントの思想や個性が介在し、様々な諸条件が関わり合ってきます。これらの要因におけるあらゆる特有性やプログラムの性質を読み、それらの特徴を最大限にいかしたデザインコンセプトを生み出して、建築に固有のストーリーを与えていくのが我々アーキテクトの役割です。従って、toitは固定的な観念やデザインテイストはあえて持たず、常にニュートラな思想のスタンスをとって、クライアントの意見に真剣に耳を傾け、ゼロから空間を構築していきます。多くのコミュニケーションや様々な脈略の中から発見、発想したアイディアにお互いが共感し、その価値観を共有しながら、それらのイメージを建築空間に反映させていけるよう、設計を進めていきます。このように大量生産、標準化、効率化という思想とは対局のプロセスによって、空間構成からディテール、また、構造や必要な性能など、全てにおいてカスタマイズ可能な[オーダーメイド建築]をつくりあげていくため、1つのプロジェクトに多くの時間と精力費やしています。デザインクオリティーの高い建築を求めて、議論や検討を幾度も繰り返しながら、ブラッシュアップされた真のオリジナリティーを思索していくのです。建築デザインをベースに、よりよい環境をつくり、一人でも多くの方に豊かさと感動を提供出来ればと思います。また、建築が生活、さらには地域社会に潤いと活力を与えることができれば幸甚です。