注文住宅

新百合ヶ丘の家

実施エリア:

神奈川県

実施時期:

2008年

延床面積:

99平米

築年数:

6年

内容:

新百合ヶ丘にある、ひな壇造成の新興住宅地に建つ専用住宅です。道路面から1m程高くなった盛土に2階建てのシンプルな家型が建っています。1階は水回りと19帖のLDK。2階は7.5帖の主寝室と3.5帖のウォークインクローゼット、6帖の子供部屋が2部屋。主寝室と子供部屋の中間には、2.5帖ほどの中間領域となるフリースペースを設けています。狭小住宅まで小さくならない経済性・合理性の中で計画した標準的な住宅として位置づけることができます。
新興住宅地では各ハウスメーカーの企画住宅が建つ光景は珍しくありません。ここでは、その見慣れた家型に倣うかのように「家型」を採用し、抽象的な白いシルエットで新興住宅地の共通解を示すかのような立ち振舞を見せ、あたらしい町並みに溶けこむよう配慮しています。倣うことが新興住宅地のまちなみにとって良いことなのかどうか?まちなみや景観とは何かを考えるきっかけとなる事業でした。無印良品の家が誕生しましたが、果たしてそれととどんな違いがあるか、またどんな共通点があるか?など、シンプルな暮らしを求めるとき比較し得る条件が詰まった「郊外型住宅の典型」の提案です。

■建物概要
用途:専用住宅
家族構成:夫婦+子
敷地面積:170㎡(51.42坪)
建築面積:50.1㎡(15.16坪)
延床面積:99.37㎡(30.06坪)
構造:木造枠組壁工法(2x4)
基礎:ベタ基礎(基礎断熱)
階数:地上2階
撮影:前見文徳

新百合ヶ丘の家|地鎮祭1

造成完了後の地鎮祭の様子。道路面から1m程高いのがわかる。奥が南に面する。

新百合ヶ丘の家|地鎮祭2

南側はこのように急な階段が設けられたひな壇造成となっており、間知石積みの擁壁が白の如くそそり立っている。

新百合ヶ丘の家|リビングダイニング

検査時の様子。一般的な間口2間(3.6m)のLDKに階段がくる場合、階段を象徴的に見せるか隠すか、見せるならどうするかを空間と一体的に考えますが、ここでは見せつつも鉄骨部材がみえない蹴込み板と踏み面を連続させた木製階段として収納棚と一体の扱いとしている。