注文住宅

中庭のある家

面積:

264㎡

費用:

10000万円

内容:

閑静な住宅地に建つ2世帯のための住宅です。
玄関独立型の2世帯住宅ではなく、一つ屋根の下に二つの家族が適度な距離を持って暮らす、そんな住宅をイメージしました。

エントランスを入ると、吹き抜けのある大きなリビングとなっており、中庭に面した幅約5m×高さ約6mの大開口によって、外部空間を室内に引き込みます。

リビングからは、シアタールーム、和室、ダイニングキッチンへと、ひとつながりに空間が連続していきます。リビングと他の室に、40cmの段差を設けることで、より空間的な拡がりを感じられるよう工夫しています。

階段を登ると、吹抜け越しに子世帯のリビングとなっており、プライバシーをある程度確保しながらも、声や気配を感じ合える距離感となっています。

室内の壁は、抑えの効いたグレーの珪藻土で仕上げ、しっとりとした深みのある空間を作りだしています。
床、壁を比較的暗い色味としたことで、間接照明やペンダントなど、大変印象的な照明効果を得ることができたのではないでしょうか。
無彩色の床、壁に対して、天井を木製ルーバーとすることで、重厚感と奥行き感を作りだすとともに、内部空間の印象に温かみをもたせています。

この住宅事例を手掛けた建築家

腰越 耕太

建築家 / @東京都

クライアントの要望、事業の目的を深く理解し、設計を通じてそれに答えていくのはもちろん、もっと深くにある根本的な部分に目を向けたいと考えています。 僕たちは知らず知らずのうちに、住宅あるいは建築とは、一般的にこうあるべきといった、既成概念に囚われていないでしょうか。 現在の生活において、当たり前と思っている物事に知らぬ間に囚われ、本当の豊かさや快適さを手に入れられずにいるとしたら、それほど残念なことはありません。 出来た当初は見たことがなくても、すぐに今までの日常に取って代わるような、新しくて豊かな体験を生む建築。その場にいる人、訪れる人を幸せにするような建築をつくりたいと考えています。 こうして出来上がった建築は、ひとつひとつは個別解であっても、建築やデザイン、社会の常識を考え直すきっかけとなって行くのではないでしょうか。

腰越 耕太

建築家 / @東京都

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