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料理を仕事とする施主夫婦の家とあって最初にオーダーされたイメージが「要塞のような大きなキッチン」だった。
眺望の良い南側をみながら調理ができるキッチンはダイニングテーブルと一体となり小上がりの一部はベンチとしてテーブルを囲む。どこにいてもキッチンが生活の中心となるような計画とした。
非常に大きな天板の一部を取り外し可能にし、使用状況に応じてペニンシュラとアイランドを使い分ける事が出来るデザインとしている。一部はダイニングテーブルとしてだけでなくレシピなどを調べたり家事を行うデスクとしての機能も兼ね備えている。
また、寝室と玄関ホールは引渡時に施主とその友人一同でそろいのツナギを用意し、イベントとして楽しみながら最後の仕上げをおこなった。