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佐賀県日野町の住宅です。
敷地はかつて商人街道として栄えた民家が高密度に並ぶエリアとその周辺に広がる田畑のちょうど境界にしています。古くから街並みの細い路地を抜けると突然視界が開き、広々とした田畑と比較的新しい住宅がぽつぽつと点在する風景が広がります。
今回の計画ではこの密度の違いを緩やかにつなげていく中間療育としてのあり方を考えました。
設計では周辺環境に合わせていくつかの屋外スペースをつくることからはじめました。
密集した南側のエリアにめんしては路地のスケールに合わせてやや小ぶりで奥行きの狭いスペース、田畑に面してはより大ぶりで奥行きの浅いスペースのように。
そして隣接する母屋に面する庭は緩やかに覆われた中庭のようなスペースとなっています。
そうしたいくつかの屋外スペースを生み出すように建物を配置した結果。枝分かれして屈曲しながら細長く伸びた住宅になっています。
室内はそれぞれの屋外スペースに対して開かれており、屈曲しているため奥まで見通せないひとつながりの空間となっています。