家づくりの学び舎

2019/08/19更新2like984viewSUVACO編集部

中古リノベーションで初めに知っておくこと

中古を買ってリノベーションする場合、どんな家を選ぶかで実現できる間取りプランが変わることも。それだけに、どんな暮らしをしたいのかゴールをしっかりイメージしてから物件選びに臨むことが大切です。この記事では、中古リノベーションの進め方と、自分の暮らしにフィットする物件や間取りの選び方を紹介します。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

今の暮らしの確認と今後10年の暮らし方をイメージ

中古リノベーションを思い立った時、始めにするべきことはプロへのアプローチや不動産情報を見ることではありません。

まずは自分たちの暮らしを見つめ、家族の希望を整理することです。今の暮らしの中で、解消したい不便や不具合はどんなことか、気に入っている部分はどんなところかを書き出しておきます。

「どうせ家を買うんだから、今の家で考えても意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、朝・昼・晩、平日・休日など具体的な生活をイメージした上でジャッジした住み心地は、新居を選ぶ上での判断材料となります。また、新居で不便や不具合を解消できていれば、それだけでも満足度はグッとアップするでしょう。

次に、今後かなえたい暮らしをイメージします。ライフステージは10年くらいで変化することが多いので、向こう10年をどう過ごすつもりか考えるとわかりやすいと思います。

この時注意しておきたいのは、具体的な設備を羅列することに一生懸命になり過ぎないことです。モノは、「どんな暮らしをしたいのか」をかなえるための手段として選ぶもの。まず考えるべきは、「暮らしのリズムと希望の住み心地」。

不動産会社の担当者やリノベーション会社のプランナーが、あなたにフィットする家を考えるための手がかりを得られるよう、しっかり伝える準備しておくことです。もし、希望条件やその優先順位をあいまいにしたまま進めてしまうと、いざ物件を決めるという段階で判断するのに時間がかかります。

自分が「いいな」と思った物件は、ほかにも「いいな」と思う人がいるもの。せっかく出合った物件を判断スピードで負けて逃すことがないよう、しっかり準備しておきましょう。

物件探しとプラン相談は同時にスタート

中古リノベーションは「家を買う」「家をつくる」という2つの大仕事から成ります。それだけに、まじめな人ほど一つずつステップを踏んで片付けようと思ってしまうかもしれません。でも、それは陥りがちな落とし穴。実は、「物件探し」と「家づくり(まずはリノベーションの施工会社探し)」は、「同時」もしくは「施工会社を先に探す」のが正解です。

物件選びで言えば、購入前に希望がかなえられる物件かどうか、プロと一緒に判断できるのがその理由。ほとんどの施工会社は、依頼すれば一緒に物件を見に行ってくれるもの。

例えば、事前に「広いリビングが希望」と伝えてあれば、リビングと隣室の壁を抜ける構造なのかどうか確認し、「ロフトが希望」と伝えてあれば、天井高を確認して希望がかなう物件かどうかアドバイスをしてくれるでしょう。物件を決める前に自分たちの希望をよく知るプロにアドバイスをもらうことは、思い通りのリノベーションプランをかなえる上でとても重要なことなのです。

この進め方には、お金の面でも理由があります。

家の購入費用とリノベーション費用を住宅ローンでまかなう場合、家を買うタイミングでリノベーションプランが決まっていないと借りるべき金額が分からない、ということが起こります。なんとなく決めた借入額では、あとからやりたいプランが出てきても、予算が不足してしまうことも懸念されます。

また、家の購入から入居までの期間は、住宅ローンの返済がスタートするので、完成までの住まいの住居費とダブルで住居費がかかることになり、家計に負担がかかります。そのため、適正なローン借入額を把握すること、住居費が二重にかかる期間をなるべく短くすること、というお金面での2つの理由からも、物件探しとリノベーションの施工会社は、「同時」もしくは「施工会社を先に探す」のが正解と覚えておいてください。

なお、物件探しから施工までワンストップで請け負える施工会社もありますから、そういった会社にまとめて相談するのも手です。

今どきの人気プランは「充実したLDK」と「多機能スペース」

せっかくのリノベーション、間取りに暮らしを合わせるのではなく、暮らしに合わせた間取りプランを取り入れたいもの。間取りプランは暮らしの数だけあるといえますが、最近人気なのは「充実したLDK」と「多機能なスペースづくり」です。

共働きや在宅ワーカーも増えていることから、短い時間で家事をこなしつつ、家族が一緒に過ごす時間を長くとりやすいLDKが人気。もともとの隣室とつなげて広いLDKを実現する間取りが多くみられます。

中には、リビングの天井にうんていやハンモックなどの遊びスペースを設けるケースも。全体が見渡せるオープンタイプのキッチンや、カウンターなどでワークスペース・スタディスペースを確保したプランが多く、家事や仕事をしながら子どもの様子を見守れるので人気があります。

実際にLDKに広いスペースが取れなくても、上手なゾーニングで空間を整理すれば、実際の広さ以上に広く感じたり使ったりすることも可能です。

例えば、高さを有効に使うなら、収納を兼ねた小上がりやロフトをつくるのも有効です。小上がりは、テレビを見るときに腰掛けたりゴロゴロする場にもなり、空間を占拠するソファを置く必要もなくなります。

また、子どもが小上がりやロフトの上で遊ぶ場合は、オモチャを広げるスペースが自然と制限できたり、キッチンに立っている親と子どもの目の高さが合いやすく、コミュニケーションが取りやすいというメリットもあります。

また、広さを視覚的につくるなら、視線が奥まで届く透ける素材の壁を使ったり、上部が開いた間仕切りを使うのもオススメ。仕切りで空間の用途をしっかり分けつつ、天井が奥まで一続きに見えるので、空間の印象が分断されずに広く感じます。間仕切りは、腰ほどの高さにして小さい子を見守るスペースにしたり、背丈ほどの高さにして集中できるワークスペースにしたり、目的に応じてつくれるのも魅力です。

なお、リビングを多機能にして長く過ごす分、居室の役割は低くなるため、寝室などプライベートスペースは最低限の広さでOKというメリハリをつけた希望も増えているようです。

空間に複数の役割を持たせる「多機能な空間づくり」は、リビングに限った話ではありません。玄関に土間と収納の機能を持たせれば、土のついた荷物を一時的に置いたり、身支度の場になったり、ちょっと集中したいときの作業場として使うことも考えられます。廊下の壁に本棚を設けたり、椅子が置けるスペースがあれば、ちょっとした読書スペースにもなるでしょう。

このように、1つの目的に1つの空間を対応させるのではなく、もっと自由に空間の使い方を考えるのがリノベーションの醍醐味。プランナーに自分たちの暮らしにフィットするアイデアをたくさん出してもらえるよう、しっかりと暮らしのイメージを伝えて、快適な間取りをかなえましょう。
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