英国式cozy life #22
親から子へ——DIYはイギリス家庭の伝統芸だ
イギリス人は、総じてDIYが得意である。家の中の何かが壊れても業者に電話したりしない。基本的には自分で直す。壁のペンキ塗りや、棚の取り付けといった簡単なものだけではない。屋根も、シャワーも、コンセントも、ありとあらゆるものの修理方法を心得ているのだ。一部の人をのぞいて。
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古き良き伝統を大事にするイギリス人の暮らし・生き方は、日本人にも参考になる点が多々あるはず。赴任で突然ロンドンに住むことになったメディア系会社員が、初めて体験する英国でのドタバタ生活をつづります。
イギリス人は、総じてDIYが得意である。家の中の何かが壊れても業者に電話したりしない。基本的には自分で直す。壁のペンキ塗りや、棚の取り付けといった簡単なものだけではない。屋根も、シャワーも、コンセントも、ありとあらゆるものの修理方法を心得ているのだ。一部の人をのぞいて。
産業革命(18世紀後半から19世紀)を経て、ロンドンの街並みも変化を見せる。大英帝国はヴィクトリア朝時代にその最盛期を迎えるが、同時にその輝きを反映するかのように数々のランドマークが誕生した。そうした建物は今もこの街を形作る要素として、観光客を楽しませている。
ロンドンを歩いていて、途中、「この建物いいな」という瞬間が何度かある。気になった建築の名前を胸ポケットに書き留めておいて家に帰ってから調べると、ある共通点があることに気がついた。その多くがジョージアン様式なのである。さて、ジョージアン様式ってなんだっけ?今回は、いくつかのお気に入りの建築とともに紹介したい(といっても、難しいことは書けない)。
ロンドンにはジョージアン様式、ヴィクトリアン様式、エドワーディアン様式など様々なスタイルの建築が軒を連ねているが、こうしたデザインが興るより少し前のことについてお話ししてみたい。今回は、現在のロンドンの都市計画の礎を作った男、建築家・クリストファー・レンの仕事をみていく。
ロンドンの街中を歩いているといろんな表情の建物に出くわす。古い建物もけっこう残っていて、新しいビルの中にそれとなく調和している様子なんかは散歩者をほっこりとした気分にさせる。イギリスらしいというか、歴史が感じられる建築物もしっかりと利用されているから面白い。今回は、430前からロンドンの中心部に鎮座する、とある建物を紹介する。
10月に入るといよいよ冬を覚悟しなければならないロンドン。どうやってこの季節をやり過ごすかは毎年の悩みのタネです。そこには「エアコンをつければいい」というわけにはいかない、切実な事情が(笑)日本とは違った、イギリスならではの冬の乗り切り方に「節約」の知恵が隠されているかも。
中心部を外れ住宅街のある周辺を歩いていると、レンガ造りの家屋が軒を連ねるのが見えるロンドン。映画や雑誌などでもおなじみの街並みだ。曇天でも美しく感じられるそんな風景だが、実はある時までそのほとんどが木造だった。あることがきっかけでレンガ造りに生まれ変わったという。その真相とは。
一日の中に四季があるともいわれるイギリス。だからこそ、庭が作り出す表情も一年を通して豊かなのかもしれません。そういったわけで老いも若きも庭いじりには目がないのですが、今回はロンドンで見つけた人気の園芸店を紹介します。住宅街の中にひっそりとある、いうなれば「隠れ植物園」ともいえる場所です。
ガーデニングといえばイギリス。イギリスといえばガーデニング。この国の人たちは庭いじりが好きだ。よくガーデニングの大会なども催されていたりするが、それくらいに熱心。ぼくみたいな素人が知ったことをいうなんてもってのほか……。奥が深ーいその世界とは。
ロンドンの中心地、ウェストミンスター近くのピムリコという場所にリリントン・ガーデンズ・エステートという団地がある。国の指定建造物にも名を連ねる名建築だ。赤レンガで構成されるブロックの重なりが、独特の形状を作り出し、見るものをひきつける――。
イギリスにある「Listed Building」という言葉。日本語に直訳すると「指定建造物」といったところでしょうか。ぼくの印象ではありますが、ロンドンに限らずイギリスの町中をぶらぶら歩いているとこの指定建造物にいたるところで出くわします。
街を歩いているとときどき「オッ」と驚くモノや人に出くわすことがある。今回紹介する建物もそのひとつ。いわゆるロンドンの住宅地といえば赤茶色のレンガ模様の建物を思い浮かべることが多いが、そんな先入観を見事うちやぶってくれたのが「アレクサンドラ・ロード・エステート」と呼ばれる市内の公営住宅だ。
イギリスの庶民にとって身近な存在のチャリティショップ。食器や衣服などの日用品から古本まで、格安の掘り出し物にきっと出会える夢のような場所です。アンティークショップとはひと味もふた味も違う、その魅力とは。
今回は1800年代のヴィクトリア女王の時代から1900年頃までのイギリスのミドルクラスの「住まい」を見ていきたいと思います。そこには現在もよく見るデザインの数々が。当時はどのように部屋に取り入れていたのでしょうか。
戦前から戦後にかけてのイギリス一般家庭の住宅とは? 英国400年分の「住まい」の歴史がわかるジェフリー博物館(Geffrye museum)でその特徴を勉強してきました。そこで得た気づきは、現代のレイアウトやリノベーションに生かせるかもしれません。
いったい「この国の普通の住まい」ってどんな風なんだろう――。そんな疑問に答えてくれる博物館がロンドンのアートな地区にあります。その名もジェフリー博物館。今回はここに潜入してきました。英国ならではの デザインやライフスタイルなど、ちょっとした暮らしのヒントが見つかるかもしれません。
イメージ通り、普段からたくさんの紅茶を飲むイギリス人。イギリスの紅茶事情といえば、真っ先に思い浮かぶのがアフタヌーン・ティーですが、本場ではどのように楽しまれているのでしょうか。今回は5つ星ホテルのアフターヌーン・ティーに潜入してきました。
築260年というとてつもなく古い親戚の家が現在プチ改装中。折よく昔ながらの薪ストーブを譲り受けるという幸運に恵まれ、この秋からそれが大活躍しています。あまりに心地いいので、ロンドンから1時間の小さな町にあるその家に立ち寄る回数も増えた…。英国式cozy lifeの第5回。今回はまさにコージーな空間に欠かせない暖炉の様子を取り上げます。
ハロウィンが終わり、日本でもクリスマスのデコレーションが飾られ始めた頃ではないでしょうか。ロンドンはというと、実はもっと早くからクリスマス商戦が始まっていました。プレゼント選びにも余念がないようで……。今回は一足早く、イギリスのクリスマス事情を紹介します。
ハロウィンの直後に行われるイギリスならではのイベント、ガイ・フォークスナイト。日本ではあまり耳なじみがありませんが、いったいどのような行事なのでしょうか。