2017/05/05更新0like2794viewyuriyuri*

突板ってなに?美しい木目を取り入れた住宅事例

木材にこだわりのある方に人気の「無垢(むく)」は、良質な家具材や建材として広く使われ、一般的になじみのある用語ですよね。

無垢材は、本来一本の木から取られた木材のことなのですが、近年の林業事情により、家具店の店頭に貴重な無垢材を使った製品を並べることが現実的ではなくなってきています。

では、一体どのようにして美しい木目の家具や建具が作られているのでしょうか?見た目の美しさと実用性を兼ね備え、日本では古くから用いられてきた「突板」を使った木材についてご説明します。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

「突板」ってなに?木材に化粧を施す技術

突板は(つきいた)と読み、丸太の原木や角材を薄く削って作る単板のことです。厚さは「向こう側が透ける位の薄さ」のものから、「建築用に使われるしっかりとした厚み」のものまであり、その単板を台板に貼り合わせ、「化粧合板」という木材として使用します。肌という台に化粧を施すイメージですね。

というと、「素材の粗を隠しているの?」と思われるかもしれません。実際、そのような理由もありますが、どちらかというと「粗を隠す」というより、「美しい木目を最大限活用する」ためにこのような技術を用いることが多いのです。

天然の木から切り出した時、美しい木目の無垢材を集めると、時間も費用も莫大になります。そこで、家具などの見える部分に美しい木目の「突板」を選んで「化粧合板」を作り、家具や建具に加工します。木製チェストの引き出しの木目が美しく揃っているのは、このような「突板仕上げ」の技術によるものです。

「化粧板」には、天然の木の突き板を貼った「天然木化粧合板」と、メラミン樹脂やプリントの突板を貼った「特殊加工化粧合板」があります。今回は天然木の突板を用いて、あえて「突板仕上げ」にした実例をご紹介します。

日本家屋

貴重な木材を使ってラグジュアリーな空間を

こちらのお宅ではオーダーキッチンにローズウッドの突板を使っています。ローズウッドは日本では「紫壇」、洋家具に使われる時に「ローズウッド」と言われます。堅くて重く、加工のしづらい木材なうえ、世界的に大変貴重で入手困難なので、突板でなければこのような使い方は不可能といえます。
ローズウッド(紫壇)と同じく、大変貴重な黒壇を使った建具。黒檀の突板をピアノ塗装で仕上げており、艶やかでとても美しいですね。

面積が広く長さの必要な場所にも、突板仕上げで美しい木目

こちらのお宅では壁材にセンを使っています。センは、ケヤキやタモに似ているので、代替品としてよく使われる人気の木材です。壁一面に美しい木目を並べるには、突板仕上げが適しています。
天井の一部に造作した化粧合板の美しい木目が、ダウンライドの明かりに柔らかく照らされて、温かみのあるリビングダイニングに。
世界的な木材の輸出入の事情からも、貴重な無垢材の価値はますます高くなると思われます。すっぴんの顔が好きな方もいれば、丁寧に化粧をした顔が好きという方もいる。木材の好みも同じですよね。日本の突板の技術は素晴らしく、無垢材のような温かみがあり、実用性という点では突板の方が向いていることも多くあります。是非、取り入れてみてください。
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