2018年07月03日更新

おしゃれな部屋事例(収納)

片付かない家を脱出!使いやすい「収納」徹底研究

日々の暮らしで、いつの間にか物が増えている……という人は多いはず。でも、旅行のお土産や趣味のコレクション、子供のおもちゃなど、思い出の詰まった物は簡単に処分できませんよね。
そこで、しまうのも取り出すのも簡単で、整理整頓しやすい収納を考えてみました。


しまう物が決まったら、棚の種類を考える

収納といえば欠かせないのが棚。

これには大きく分けて「可動棚」と「固定棚」の2種類があります。

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位置を自由に変えられる「可動棚」

可動棚とは、「位置を動かせる棚」です。

近年では玄関の靴収納などによく見かけます。靴でいえば、ブーツなど背の高いものと、ローファーなど低いものがある場合、棚板をそれぞれの高さに合わせれば、折り曲げてしまうことがなく、美しく保管できます。

可動棚で注意したい2つのポイント

その1◆強度について

棚自体が壁にしっかり固定されていないので、重量のあるものの収納には適しません。
特に、背壁棚柱タイプ(背中の壁に棚の支えが付いている)は、強度が低めです。重たいものを置きたい場合には、側壁棚柱タイプ(両脇の壁に棚の支えが付いている)にして、かつ重量用の棚柱に変更しておきましょう。
また、棚柱を固定する壁にも、しっかりと下地を入れておきましょう。

下の事例は、背壁棚柱タイプ。

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こちらは、側壁棚柱タイプです。

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その2◆棚柱と固定金具がまる見え

よく目に入る場所に可動棚をつくると、ものが綺麗に並んでいても、棚柱が目立つことがあります。特に、上の写真のように背壁に付ける固定金具は、意外にサイズが大きいことがあります。
こういった場合は、扉付きの収納にしてしまうか、なるべく目立ちにくい金具を選びましょう。

位置が最初から決まっている「固定棚」

固定棚とは、名前の通り「固定された棚」です。

固定棚は、棚の位置を変えられません。設計段階で、しまう物の大きさをある程度決めておきましょう。

可動棚に比べ、固定棚は強度があり、幅が広めの収納づくりが可能です。また、壁に飲み込ませて取り付けられるので、見た目がスッキリとします。
棚の幅や高さに変化を付けて、飾り棚としての設置もできます。

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きれいな家をキープするには、収納を生活動線上に置く

片付けがつい億劫になってしまうのはなぜでしょう。

その理由のひとつに、「すぐに手が届く場所に収納スペースがない」というものがあります。「これを片付けるのはあの部屋に行かなきゃ」「これをしまうから2階に行かなきゃ」となると、収納作業は後回しになりがちです。

そこで、収納スペースを生活動線内に配置するという考え方をご紹介します。特に、2方向からアクセスできる収納スペースがあると、とても便利。リビングから廊下に出るときや廊下から個室へ向かうときなど、移動するついでに片付けができるといいですね。

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収納の中を細かく区切らない

特に主婦の方に多いのが、「ジャンル別にしまおうとして、収納スペースの中を細かく区切った結果、逆に使いづらい……」というケース。

たとえば衣類の収納スペースなら、ハンガーパイプと枕棚があれば十分。かけた衣類の丈に合わせて、下部には市販の収納ボックスを置くといいでしょう。

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デッドスペースを探そう

家の中をよく見ると、デッドスペースとなっている場所がかなりあります。よく探して、しっかりと活用しましょう。

まずは、床の懐です。木造住宅だと、30cm前後の収納空間が生まれます。
こちらの事例では、2階の床懐内に収納をつくっています。1階から2階へ上がる階段と、2階の床位置がちょうどいい高さ関係になっています。

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このように、階段も収納スペースになります。

小さな引き出しがいくつもできるので、細かい物を分別して収納するのに最適です。

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階段下の三角ゾーンを大きく使う方法もあります。
収納したい物の高さや大きさによって使い分けましょう。

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畳の小上がりの下も、意外と大容量の収納スペースになります。

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壁にも収納のヒントがあります。

ネックレスや鍵は有孔ボードを用いた壁にかけておけば、どこに何があるかすぐに分かるので、時間短縮にもなります。

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あえて見せる収納にもトライ

収納は、隠すだけではありません。収納しながらも見せる収納をうまく使いこなすことで、ひとつのインテリアとなります。

たとえば、収納棚の背面をアクセントクロスやタイルを使って変化させることで、その棚と壁面が額縁のような役割をしてくれます。食器を並べるだけでも、おしゃれな雑貨屋さんのような雰囲気に!

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収納するもののサイズが大体揃っていると、スッキリと見えます。

こちらの事例のように同じ大きさのCDを壁一面に収納すると、ジャケットの背の色がそれぞれ異なっていてもまとまって見えます。
リビングなど、よく目に入る部分に収納を計画する際は、できるだけ収納するもののサイズを合わせてみましょう。

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整理整頓しやすい、という状態は、つまり「楽にしまえる」ことです。できるだけしまう気力と労力を削がない収納アイデアを考えてみましょう。

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この記事を書いた人

hausraumさん

戸建住宅の設計をしています。建物だけでなく、暮らし方のデザインについて日々試行錯誤しています。

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