2017/03/25更新3like11230view

著者:夏野まゆこ

クローゼットを整える。衣替えはそのチャンスです。(アウター・ボトムス編)【心も整う、収納術 vol.6】

この記事を書いた人

夏野まゆこさん

中古マンションを購入しリノベーションしてから、家を整えることにハマり、ライフオーガナイザーとクローゼットオーガナイザーの資格を取得しました。
5歳の息子と日々格闘しつつ、10分あれば片付く家を模索中。
「好きなモノと必要なモノだけしかない家」が理想で、できるだけモノは少ないほうがいいと思いつつ、モノがあるからこそ「豊かな暮らし」も実現しているような気がして悶々としています。

家の収納で悩んでいる場所は?ときかれると、ほとんどの人が「クローゼット」とこたえるのではないでしょうか。わが家でもクローゼットはなかなかスッキリ収まらなくて悩ましいスペースです。理想は稼働率100%のクローゼット。使いやすく、清潔に保てるように余白もほしいところです。収納を見直すことは、モノの持ち方を見直すこと。衣替えはそのチャンスです!

今回は理想のクローゼットを目指して、衣替えをしながら、わが家のクローゼット収納を見直してみました!

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

どういうクローゼットにしたいのか考える

今回、クローゼットの見直しをするにあたって、私が参考にしたのがこちらの本
「だれにでもつくれる、最強のクローゼット」林智子 著

「だれにでもつくれる、最強のクローゼット」林智子 著

林さんは、クローゼットは自分を映す鏡だ、とおっしゃっています。
どういう自分でありたいか、どういう自分になりたいか、という「今」と「未来」の軸で洋服を見直す。
そうすると自然に頭の中もすっきりとし、「一歩先の自分」へと導いてくれるそうです。

特に女性は、出産や育児、そして社会復帰とライフステージの変化が大きく、都度洋服の選び方も変わります。
そうでなくても、やはり年齢とともに着たい服、着心地のいい服、というのは変わっていくと思います。
そういう変化を「成長の証」として前向きにとらえ、今の自分に似合う服を選びとっていけば、自然と稼働率100%のクローゼットになっていく。
いらないものを選ぶのではなく、必要なものを選びとる。これがとても大切です。

引っ越ししてから2年弱。
洋服は当初から半分以下になったのに、なんだかスッキリしなかったのは、このあたりの考え方がしっかりとできていなかったからかもしれません。
目標は稼働率100%のクローゼット。
クローゼットにあるものが「好きな服」だけになるようリセットしていきたいと思います。
現在のクローゼットの様子 なんとか収まってはいますが、雑然としています

現在のクローゼットの様子 なんとか収まってはいますが、雑然としています

稼働率100%のクローゼットをつくる、3つのステップ

【ステップ1】服を全部だす

持っているものを確認するためにも、すべての服をだします。
一度に全部だすのはかなり大変な作業になると思いますので、わたしはカテゴリーごとに分けて全出ししていきたいと思います。

まずは通年で使用しているものが多く、ほとんど衣替えをしなくてもいいボトムスから
ボトムスを全部だしてみます

ボトムスを全部だしてみます

パンツが19本、スカートが11枚ありました。
全部出してみると、さすがのボリュームです。かなり減らしてきましたが、まだまだ多いですね。

【ステップ2】今使っているものだけを戻す

ここからいよいよモノと向き合っていきます。
でも、今回は単純に使っているものだけを選ぶので、比較的スムーズにできました。
今つかっているボトムスのみ、選びました

今つかっているボトムスのみ、選びました

今使っているボトムは、パンツ11本、スカート5枚になりました。
仕事用と週末の公園用でかなり着ているものが違うので、わたしにはこれくらいの量が必要です。
それでもスカートは半分になりました。

【ステップ3】残った服を仕分ける

今着ていないけれど、持っていた服=選ばなかった服を以下の3つに分類していきます。
1、不要なもの→処分
2、迷っているもの→一時保管
3、着ていないけど大切なもの→思い出として保管
左が一時保管、右が処分する服です

左が一時保管、右が処分する服です

今回は思い出深いものはなかったので、「一時保管」と「処分」のみ。
意外とあっさり分けることができました。

逆に言えば、それだけ不要なものがあったということです。
「処分」に分けたもので売れそうなものは売り、残りは古着回収へ出します。

わたしがよく使うのはH&Mのリサイクルサービスです。ノーブランドの洋服などは売っても大した金額になりません。でも、H&Mへ持っていくと、1袋で500円分のクーポン券と交換してくれます。
わが家はムスコの服をH&Mでよく買うので、とても助かっています。

ちなみに、今回一時保管に選んだ服は、夏物でちょっと着るには早いけど季節が来たら着たい服なので、一旦しまっておきます。

ボトムスを使っているものといないものに分けただけで、3枚掛けのハンガーが2本、2段使用していた引き出しはひとつは空に、残りも半分程度のボリュームに収まりました。
かなりボリュームダウンができました

かなりボリュームダウンができました

たった3つのステップを順番に踏んでいくだけで、みるみる片付いていきます。

次は、衣替えもしながらアウターを見直します。

稼働率100%のクローゼットをつくる 【アウター編】

先ほどの3ステップをアウターでもやってみます。
アウターに関しては、昨シーズンにかなり見直しているので、もともとクローゼットにあるアウターはすべて使っているものです。

ですので、今回は衣替えでしまうものと残すものに分けます。
まずすべてのアウターをだします

まずすべてのアウターをだします

ここから、厚手のコートをぬいて、4月にも着るコートを残します。
7枚から4枚になりました

7枚から4枚になりました

ちなみに、わが家のクローゼットはあまり広くないので、厚手のコートは長期保管してくれるクリーニングにだしています。
仕上がりもよく、いい環境で保存もしてくれる上に料金は通常のクリーニングと大して変わらないのでとてもおススメです。

さて、ボトムスとアウターの見直しと衣替えを終えた時点でわが家のクローゼットはこうなりました。
夫の洋服も同様に見直したので、かなりスッキリしてきました。
まだアウターが多いのでボリュームはありますが、ハンガーとハンガーの間はかなり空いています。
スペース的にもう少し余裕が出てきたら、ボトムハンガーを1枚ずつかけられるものにしたいという夢が実現できそうです。
この間までは無理としか思えなかったことが実現できるかもと思える。これだけでも理想のクローゼットに近づいたのではないかと思います。

使っているものだけしかないと迷いもなくなります

今回はアウターとボトムスを見直しただけですが、とてもいい感じの手応えがありました。

今までも何度か量の見直しをしてきましたが、「今、使っているもの」にフォーカスして取り組んだことはなく、それ故「使うんじゃないかな」という曖昧さがあり、結果不要なものまで残してしまっていました。

でも今回は使っているものだけを選んでいるので、自然と使っていないものが淘汰されていった感じがします。
なにより「使っていない」という事実があるので、仕分けるのに時間がかからない!
とてもシンプルなことなのにどうして今まで気が付かなかったのか、我ながらとても不思議です。笑

また、持っている服が把握できることで、似たようなものを買ってしまったり、コーディネートしにくいものを買ってしまう、ということもなくなり、逆にコーディネートの幅を広げたり、ちょっとトレンドを取り入れるためにあった方がいいものもわかってきます。
つまり、買うべきものとそうでないものを迷わず選ぶことができるようになる、といえます。
次回はいよいよ、一番ボリュームのあるトップスに着手しますが、どんな変化があるのか、とても楽しみです。
稼働率100%のクローゼットをつくる(トップス編)【心も整う、収納術 vol.7】

【関連リンク】
Mayuko Natsuno@trim___(Instagram)
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夏野まゆこさん

中古マンションを購入しリノベーションしてから、家を整えることにハマり、ライフオーガナイザーとクローゼットオーガナイザーの資格を取得しました。
5歳の息子と日々格闘しつつ、10分あれば片付く家を模索中。
「好きなモノと必要なモノだけしかない家」が理想で、できるだけモノは少ないほうがいいと思いつつ、モノがあるからこそ「豊かな暮らし」も実現しているような気がして悶々としています。

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