片づける場所や位置決めをしているにも関わらず、出しっぱなしになるのは、収納の動線を考えていないからかも! 動線を考えてないと部屋の中を何度も往復することになり、だんだんと片づけるのが面倒になって、「片づけが苦手」という意識につながっていきます。今回は片づけが楽になる、収納と動線のアイデアを7つご紹介します。
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▽ 目次 (クリックでスクロールします)
1.部屋の中をぐるっと回遊できる
2.使いやすいアイランド型キッチン
3.洗面室に収納棚
4.バルコニーに続く洗面室
5.秘密基地のようなキッズスペース
6.使い勝手◎!ウォークスルークローゼット
7.シューズクロークは土間収納が便利
1.部屋の中をぐるっと回遊できる
部屋を回遊できるマンションリノベーション事例。
写真中央の扉は洗面室と浴室です。リビングから洗面室を通り、奥のパントリーにも抜けられるので、洗面利用時に化粧小物などをパントリーから簡単に取り出せます。使い終えたらまた元のパントリーへ戻せば、洗面台がいつでもすっきり。
パントリーはキッチンとも共有なので、収納場所をひとつにすることで、無駄に部屋を往復することなく収納の動線がスムーズになります。
2.使いやすいアイランド型キッチン
キッチンを重視した事例。
アイランドキッチンは左右どちらからも行き来できるので、人気があります。
手前の空間は約19畳のリビングダイニング。フードコーディネーターの奥様のこだわりを詰め込んだキッチンは、張り出したカウンター式。いすを2つ並べられるようになっています。
奥のコンロからカウンターに料理をサーブしたら、そのまますぐキッチン左側を通ってダイニング側に出られる動線です。大人数の来客時も配膳や片づけがスムーズに行える、使い勝手のよいキッチンです。
3.洗面室に収納棚
洗面室に収納があれば家族分の下着やパジャマが収納でき、お風呂上がりにわざわざ部屋へ取りに行かなくても、着替えをすべてここで済ませられます。
また、畳んだ洗濯物を同じ場所に収納することで家事負担も減り、心にゆとりがもてますね。忙しい主婦にとっては、少しでも家事が楽になるに越したことはありません。
使用頻度の高い洗面室だからこそ、雑多な小物などもきちんと収納すれば、すっきり気持ちのいい場所になります。
4.バルコニーに続く洗面室
戸建ての家では「1階で洗濯機を回し、上階のバルコニーで干す」というご家庭が多いのではないでしょうか。
こちらは洗面室が2階にあり、そのままバルコニーへ出られるという事例。
洗濯後に上下階の移動なく洗濯物干しができれば家事時間が節約でき、濡れて重くなった洗濯物を持って階段を上がることもなく、負担が軽減されます。
アイロンカウンターも設えているので、アイロン掛けはもちろん、洗濯物を畳むのもここでできます。
5.秘密基地のようなキッズスペース
リビングに設けられたRの腰壁の内側は、子供たち専用のスペース。
散らかりがちなおもちゃも、秘密基地のような場所だからこそ、子供たちが率先して楽しみながらお片づけしてくれそうですね。
また、腰壁と天井の間は縦型ブラインドで仕切れるようになっており、急な来客時にも便利です。
専用のスペースを程よく囲うことで、「物が散らからない」「自分で片付ける意欲が湧く」。これは、ママにとってもうれしいことですね。
6.使い勝手◎!ウォークスルークローゼット
寝室とリビングの間にウォークスルークローゼットを設けた事例。
起床後はウォークスルークローゼットで身支度をすれば、リビングに直接行けるので、朝の準備の時短になります。また、洗濯後の服を寝室に入らずに片づけられるので、無駄な動線がなくなります。
さらに、ここにはワークスペースとして活用できるカウンターも設えているため、収納だけではない使い方も。リビングからも寝室からも行き来できる、ウォークスルークローゼットならではです。
7.シューズクロークは土間収納が便利
玄関を入ってすぐに土間のシューズクロークがあり、汚れた靴なども気にせず置くことができます。ハンガーラックにコートなども掛けられるので、外出の準備がすべて玄関でできます。
右手扉からキッチンに直接入れるので、買い物の荷物をすぐに運び込むことができ、家事動線も抜群です。
単に「片づける」といっても、毎日のことだと面倒になるもの。今回ご紹介した事例のように、動線を重視した収納を考えれば、自然と片づけたくなる家になるのでは? 片づけをきちんとしている家は、心にもゆとりができ、毎日を気持ちよく過ごすことができます。ぜひご家族で片づけを楽しみながら、有意義なおうち時間を過ごしてくださいね。