自分のライフスタイルに合わせて、間取りやデザインをカスタムメードできるのがリノベーションの魅力。
一方で「リノベーション工事を進めてみたら、意外な盲点が隠れていた!」というリスクもあります。そこでご提案したいのが「既にスケルトン化された中古マンションを買う」という選択肢です。
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スケルトンリノベーションとは?
解体工事で問題が発覚すると…
中古物件をスケルトン状態で購入するメリット
スケルトンリノベーションとは?
中古物件を買ってリノベーションする場合、一部の内装や水回りだけを変える“部分リノベーション”という選択肢もあります。一方近年では、「ライフスタイルや好みに合わせて、ゼロから内装や間取りを見直したい!」という施主さんが増加。そんな願いをかなえるために、“スケルトンリノベーション”を行うケースが多くなっています。
スケルトンリノベーションとは、解体工事で古い内装や壊せる壁をすべて取り払い、構造上必要な壁や柱など建物の躯体だけ残した「スケルトン」の状態まで戻して、新たにデザインや間取りを設計し直すリノベーションです。
元々の間取りや内装にとらわれず、自分に合ったおうちづくりを考えられところが魅力なのですが、多くの物件は内装が残った状態で販売・購入されるため、解体工事のタイミングでプランを阻む問題が発覚するケースがあるんです。
解体工事で問題が発覚すると…
「開けてびっくり……」。SUVACO社内の会話でよく出るこのワードは、リノベーション前提で解体工事を行ったときに、「壊せると思った壁が壊せない」「配線がびっくりする場所についている」「コンクリートに大きな穴が開いている」など、工事前には解らなかった想定外の問題点が見つかることを表現したものです。古い物件では、人体への影響があるアスベストが見つかることすらあります。
内装が残った状態で中古物件を購入すると、購入時にはこれらの問題に気づけず、結果としてその問題に対処するための費用が追加で必要となってしまうこともあります。
例えばアスベストが見つかった場合の撤去費用は、50万円~200万円ほど必要となるそう。一定の予算内で家づくりを考える上で、避けたい事態ですよね。
既に解体工事が完了したスケルトンの状態で物件を検討できれば、そのようなリスクを避けることができます。
中古物件をスケルトン状態で購入するメリット
既に解体工事が終わったスケルトン状態で物件を検討することには、費用面やプランを考えるうえでの利点もあります。
スケルトンで物件を購入するメリットは、主に下記のようなものです。
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・解体工事代金を負担する必要がない。
・既にむき出しの状態になっているため、問題点も含めて購入前に確認することができる。
・希望している間取りやデザインが可能か、より具体的な判断ができる。
・リノベーション費用の事前見積もりについて、想定外の物件状態によるブレを避けられる。
・天井現しなど躯体の魅力を活かしたいと考えているとき、躯体の状態を確認することができる。
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また近隣からの苦情で多いのが、実は解体時の騒音だそう。その時期の近所の目を気にしなくてよいのも、メリットの1つです。
「スケルトン状態の物件購入」には、このようにたくさんのメリットがあります。
このシリーズでは、スケルトン状態にしてから物件販売を行っている
惠桜不動産とコラボして、SUVACO編集部が注目のスケルトン物件を取材・紹介していきます。
物件ごとのリノベーションアイデアもご紹介していきますので、スケルトンリノベーションを考えている方はぜひ注目してみてくださいね。お楽しみに!