玄関の収納スペースに、靴をどのようにしまっていますか?置けるスペースには限りがあるのに、どんどん増えていく靴……。なかなか捨てることもできずに、箱に入れてクローゼットなどに片づけたまま忘れ去った経験は、誰しもあるのではないでしょうか。
そんなことにならないように、快適に使えて美しく収納できる方法を考えていきましょう。
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靴をしまう時に気をつけたいこと
オープンに見せる靴収納
収納力のあるウォークスルークローゼット
斜めに収納して省スペース
風通しの良さにこだわった靴収納
見せない靴収納
靴をしまう時に気をつけたいこと
玄関先に溢れかえるたくさんの靴。つい無造作にしまって、気がついたらカビが生えて傷んでしまった、という経験はないでしょうか。
靴は足からの汗を、一日約コップ一杯分も吸っていると言われています。風通しのいい場所でよく乾かし、汚れを落としてから収納しましょう。2日連続で同じ靴を履かない、ということも大切です。こうすることで、カビだけではなく悪臭の発生も防ぐので、玄関の環境を爽やかに保つことができます。
早く乾かしたい・臭いをどうにかしたい!という時は、靴用の乾燥機を使うのも効果的です。場所もそんなに取らずに置いておけるものなので、1台あるととても便利ですよ。
オープンに見せる靴収納
靴収納には湿気が大敵です。扉のある収納ではどうしても気になる……という方は、思い切ってオープンに見せる収納にしちゃいましょう。
こちらでは、可動式の棚を使って靴を見せながら収納しています。オープンラックに置くことで通気性もよく、履きたい靴がすぐに見つけられるというメリットがあります。小さな子供も、自分で靴を選んで取ることもできますね。
ブーツを収納する時は棚の高さを変えればよいので、種類問わず収納することができます。下の段を大きく確保しておくと、掃除もしやすいですし、靴を取る時にかがまなくていいのでおすすめです。
収納力のあるウォークスルークローゼット
とにかく靴や小物が多い方に参考にしてほしいのがこちら。玄関横にウォークスルークローゼットを設けることで、靴以外にも外出時に必要なアウターやバッグ、ベビーカーなどを収納することができます。
こちらクローゼットは、収納棚を中心に回遊できる設計になっているので、家を出る前にウォークスルークローゼットをぐるりと一周すれば、外出に必要なものをスムーズに準備できる優秀動線になっています。
斜めに収納して省スペース
少しでも奥行きをなくしたい場合は、靴を斜めに収納するのはどうでしょうか。
靴がたくさんあるのに、玄関スペースが狭いため、全てを収納できる靴箱が置けない……という場合にもってこいのアイデアです。
風通しの良さにこだわった靴収納
通気性のよいルーバー扉のシューズボックスです。見せる収納にするのは片付けが面倒…でも湿気や臭いも気になる…という方におすすめの靴収納です。こちらは、下段の板が抜かれているため、背の高いブーツもストレスなく収納できる配慮がなされています。
見せない靴収納
こちらは扉がある一般的な靴収納です。多くの家では、このタイプのシューズボックスを使用しているのはないでしょうか。
メリットとしては靴が見えないため、すっきりした玄関になります。デメリットとしては、やはり湿気がこもり臭いが気になるということですよね。臭いや湿気対策のため、除湿・脱臭剤を入れたり、ときどき扉を開けて換気するようにしましょう。
こちらの玄関は、靴箱と反対側の壁側に手すりや可動式の腰掛を設置してあり、靴を取り出した後もスムーズに履きやすい環境となっています。高齢の方にも、使いやすいように配慮された玄関です。
玄関はその家の顔となり、お客様の第一印象が決まる場所でもあります。すっきり片付いた爽やかな玄関から、お気に入りの靴を履いて出かけると、その日1日が上手くいきそうな気持になれますよね。靴の収納と玄関の環境について、改めて見直してみませんか。