2015年11月08日更新

リフォーム・リノベーション(HOW TO) , 注文住宅(HOW TO)

高齢者に配慮した部屋と配置とは

高齢者のご家族と同居されるご家庭も多く、自宅で介護される方も増えております。
高齢化社会において、住宅における高齢者に配慮した設計もなされるようになりましました。
また、高齢者の部屋の場所についても様々な考えがあります。
そこで、高齢者に配慮した部屋をテーマにしたいと思います。


高齢者が使いやすい部屋を考える(歩行可能な場合)

高齢者の方が使いやすい部屋とはどういった部屋でしょうか?最初に考慮するべき点は、障害の有無や歩行が可能かといった身体レベルに合わせることになります。

手足に障害がなく歩行可能であれば、車椅子を使用する場合と比較し改修や福祉機器の使用を最小限に抑えられ、費用の負担を軽減できます。

例えば、和室で布団を敷いて就寝されている場合に、布団をたたんで押入れにしまう動作は筋力が衰えているお年寄りには重労働となります。また、座る動作にしても立ち上がる際によろけてしまうことがあります。そのため、高齢者の部屋は和室より洋室が適しているといえます。就寝にベッドを使い、座る際には肘掛の付いた椅子を用いるだけでも、動作に対する負担の軽減となります。

また、扉は引き戸の場合は握りやすい大きめの取っ手を取り付けたり、開き戸の場合はレバーハンドルにすることで開閉が楽になります。

香澄の家

高齢者の使いやすい部屋を考える(歩行器、車椅子を使われる場合)

次に、歩行器や車椅子を使用して移動されるお年寄りの部屋は、どういった点を考慮するべきでしょうか。自力歩行が困難であることから、車椅子が通れるだけの通路を確保する必要があります。そのため、自宅内の通路幅や入り口の幅も検討した上で、移動方法を決定されると良いでしょう。

例えば屋外で自走式を使用し屋内は介助用を使用することにより、狭い通路であっても移動は可能となり、介助者が付き添うことから安全とも言えます。
自力で移動されるのであれば小型の自走式車椅子など、使用することで通常の車椅子では困難な場所でも往来が可能となり、居室内においても小型の車椅子であれば移動が楽になります。
また、つまずきや車椅子で移動する際の妨げとなる隣室との境界にある段差は解消する必要があります。
最近の新築物件では、バリアフリーとなっているケースも多いですが、既存住宅の場合は改修や段差解消用スロープを設置することにより対処できます。

就寝はベッドが基本となり、転落防止用のベッドガードや手すりや移乗用のスライドマットなどを使用することで、介助者・非介助者の双方が負担を軽減することにも繋がります。

また、ワイヤレスコールを設置すると、万一の際にも早急な対応をすることができます。

老後の暮らしを見据え、ゆとりと動きやすさを兼ね備えたシンプル&フラットなひろびろワンルーム

高齢者の部屋をどこに配置すればよいか

高齢者の部屋の配置について悩まれるケースもあるかと思います。
戸建て住宅の場合は1階、集合住宅の場合はリビングに隣接する部屋でお手洗いに近い場所が最適です。お年寄りはトイレが近くなることから、すぐに辿り着ける場所が良いでしょう。

戸建て住宅でやむを得ず2階に配置する場合は、階段より離れた場所にお手洗いと居室を設置する必要があります。例えば、階段近くに設置した場合に深夜などお手洗いに移動される場合に誤って転落する恐れがありますので、注意が必要です。

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この記事を書いた人

MS513さん

お洒落なカフェやバーでまったりするのが趣味です。
防犯設備、照明器具、インテリアや雑貨に関心を持っています。

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