2019/12/01更新0like754viewSUVACO編集部

「より良いもの」を届けるためのチームワーク | 岡庭建設インタビュー

「施工」とは設計図を基に家を形づくっていく工事のこと。長く心地よく暮らせる住み心地の良さや、デザインディテールの表現は、高い施工力があってこそ実現します。施工の大切さを知ることで、専門家選びの基準も変わってくるでしょう。

そこでSUVACO編集部は、施工力に定評のあるリノベーション会社や工務店に突撃インタビューを決行しました。第5回目の今回は、岡庭建設株式会社をご紹介します。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

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今回お話を伺った岡庭建設

岡庭建設 が目指しているのは、「みんなでつくるいえ。みんなでまもるいえ。」

お客様はもちろん、設計士、施工を担当する現場監督、そしてたくさんの職人さんたちみんなで一緒に考え、話し合って「より良い家」をつくっています。地球環境と健康に配慮した、厳選された建材を使用し、安全で快適な家づくりに取り組む会社です。

今回は注文住宅の施工を手掛ける工事チームで、現場監督として活躍されている森 純(もり じゅん)さん、と田村 忠寛(たむら ただひろ)さんにお話を伺いました。
工事チームの森さん(左)と田村さん(右)

工事チームの森さん(左)と田村さん(右)

みんなが一体になって「より良いもの」を目指す

―― 御社の施工の特徴を教えてください。

森さん:
弊社のキーワードの1つに「みんなでつくるいえ。」というものがあります。その「みんな」にはお客様も、社内の設計・施工も、職人さんも含まれています。常に情報を共有し、問題があれば全員で解決していく姿勢なんです。

全員が関わって進めていくことが大切で、職人さんもそれぞれの道のプロの自覚を持ち、意見出しを積極的にしてくれます。それに助けられる部分もたくさんあるんです。

関わる人みんなが「良いものをお客様にお渡ししたい」という思いを持つ。この意識は、土地探しから設計・施工、メンテナンスまで同じ社内で行っているからこそではないでしょうか。

田村さん:
建設業は通常、「設計業があり施工会社があって、その下に2次・3次下請けがある」という上下関係、縦に並ぶことが多いんですが、岡庭建設 の「みんなでつくるいえ。」は、設計も施工も職人さんも、みんな横並びで上下関係はないんです。上下関係だと、上にいる人がなにか指示した場合、下の人は意見があってもつい、上からの指示に従ってしまう。

でも、うちはそれぞれが自分の立場で一番良い方法を考え、お互いに話し合って「より良いもの」にできる結論を選択する環境がある。

だからこそ家づくりの工程すべてを、大切にできるスタイルになっているんだと思います。

―― 現場監督というお仕事で、配慮されている点を教えてください。

森さん:
常に「良いものをつくりたい」という思いがあり、一方で工期があります。そこのバランスを取っていくことを心掛けています。

動かせないお引渡し期限がある場合、お客様からの変更ご希望などにも応えたいけれど、スケジュールが押すと、複数の業者さんに同時に作業をしてもらわざるを得ない「合番(あいばん)」になりかねないんです。職人さんの作業手順が難しくなるので、なるべく避けられるよう事前調整をします。どうしても避けられない場合は、いかにスムーズに安全に作業していただくかを考えます。


―― 現場監督のお仕事のやりがいはなんですか?

森さん:
何もない状態から全く新しいおうちができる過程は、何度見ても自分の家のように喜びがあります。着工から完成まで、非常に幅広い工事の内容や、たくさんの職人さんをはじめ、数多くの人と関わりながら完成まで導いていくところにやりがいを感じますね。そのためには広く、そして深い知識を身につける必要があり、勉強すべきこともたくさんあります。

田村さん:
多くのお客様にとって、おうちは一生に一度のお買い物です。土地の状態から預かり、建物を完成させて引き渡すという工程の中で、私たちも職人さんもお客様もみんな一体になって良い家を目指していけるところが、この仕事のおもしろさだと思います。

岡庭建設の協力業者会「岡庭ワークス」とのチームワーク

―― 御社には社内大工さんもいらっしゃるのですよね?何人くらいでしょうか。

森さん:
中堅2人、若手4人の6名です。大工学校を卒業したばかりの20歳の女性も大工として入社しました。現場監督は3名ですが、4月には新たに女性監督も1人入るので、女性率も上がりますね。今後は女性ならではの視点での気配りなども強化していけると思います。

―― 社内大工さんと外部の大工さんの違いはありますか?

森さん:
外部の大工さんも、長く携わっていただいている方が多く、お話ししたように「より良い家をつくる」意識がとても高いんです。信頼関係もできているため、あまり違いはないですね。会社にある資材を現場に運ぶ際に、社内の大工がいれば自分で持っていける……という程度でしょうか。

田村さん:
「岡庭ワークス」という協力業者会があり、約2ヶ月に1回の頻度で、より良い現場にするための勉強会をしています。この勉強会の場で、職人さんからおもしろいアイデアや役立つ情報がもらえることも多いんですよ。

森さん:
「水準以上の技術力をみんなで維持しよう」という意識も高く、とてもありがたいですね。新しく加わった方をフォローし、このチームに受け入れてもらえるようにすることも、私たちの大事な仕事です。

一度「岡庭ワークス」の輪に入ってしまえば横の連携がとても強く、現場の調整もほどよく取って、お互いの仕事にも目配りをしてくれます。

設計・施工担当者の距離が近く、お客様の声にもスムーズに対応

―― 御社の現場監督は、家づくりのどの段階から参加されるのですか?

森さん:
我々現場監督がお客様と関わりはじめるのは、工事の内容がほぼ固まり、お客様と工事請負の契約が近づいてきたころからになります。

岡庭建設 では、週に1度、設計部門から営業系まで含めて、各部門のリーダーが集まる定例会議を行い、ご商談中も含めてそれぞれの進捗状況を共有しているので、私たちは設計の進み方や規模などの状況を把握した上で工事に臨みます。

―― お客様が工事中の現場を見る機会は、どのように設定されていますか?

森さん:
お客様ご自身のお宅ができていく過程なので、何度でもぜひ見にきていただきたいと考えています。工事請負契約の時に、危なくないよう現場用の靴をお渡しし、「どんどん見に来てください」とお伝えしています。

「現場に行くと工事の邪魔になってしまうのでは……」とためらうお客様も少なくないので、少しでも敷居を下げて「ぜひ見に来ていただきたい」というメッセージをお伝えするための取り組みです。

前述した岡庭ワークスの勉強会で、若い大工さんから「現場ではスリッパだと危ないことがある」という声をもらい、その解決策もかねて、かかとまで納まるタイプの靴を採用しました。
お客様にお渡ししている、現場訪問用のかかとまで納まる靴

お客様にお渡ししている、現場訪問用のかかとまで納まる靴

―― 現場で実際に出来あがっていくおうちを見て、お客様が「やっぱりここはこうしたいな……」と変更を希望される場合もあるかと思います。それはどのように社内で共有されるのでしょうか。

森さん:
現場で実際のものを見て出てくるご意見だと思いますので、ご要望をお預かりします。ご予算にも関わってくるので、設計担当者に伝えて実現可能かどうか相談し、お返事をするようにしています。

設計も施工も同じフロアにいるので、そのような情報伝達や相談はスムーズですね。現場を進めていくうえで、確認や意識合わせを密にできる点も、設計と施工が同じ会社内にいることのメリットだと思います。

最新の情報を全社にフィードバックする

―― 設計の方たちとの情報共有で、気を付けていることはありますか?

森さん:
会社全体でも「品質管理委員会」という取り組みがあります。建設中だけではなくメンテナンスの際に見えてくる、材料の選定や施工法などの問題点を共有し、つくる段階にも活かそうという働きです。

また、毎週1回すべての部署が参加する定期のミーティングがあり、各部署で出てきた問題点をフィードバックし、共有します。大きな問題の場合は、そのミーティング外でも時間を取って対策を講じ、常に改善に向けて連携していますね。

さらに、月に1度行っている大工さんとの「大工会」という場もあります。建築において一番ボリュームも期間もある大工作業で、都度出てくる問題点や改善点を大工さんから直接聞き、最新の工法やノウハウ、試してみたいことなどのフィードバックをしてもらう場です。

そこには設計担当も参加し、私たちと一緒に情報を共有します。ワークスの場でも、そのような話が出るケースがありますね。

このように岡庭建設 では、「情報の共有」をとても大切にしています。みんなで足取りを揃えて進んでいこうとする姿勢の表れだと思います。みんなで「いいね、一緒にやろうよ!」と言えるものを増やしていきたいと考えています。

より良い家づくりのため、お客様が知識を得る場も提供

―― お客様も一緒に家づくりを進める上で取り組まれていることはありますか?

森さん:
お客様に向けて、「家づくり学校」という勉強会をしています。

1時間目から9時間目まであり、家探しからアフターメンテナンスまで学べるオリジナルの講座です。その2時間目に、「しっかりつくる家」として、岡庭建設 はどのような家のつくり方をしているか、その品質や性能について、学んでいただけるようにしています。

構造見学会といって、壁が仕上がってしまう前に内部を見ていただく会も定期的に行っていまして、皆様になるべくご参加いただくようお声がけしています。自然素材を使っていることもあり、内容をよく知ってから建てていただけるように、事前の勉強の機会を大切にしていますね。

この「家づくり学校」の授業は「西東京市の一店逸品」という事業に認定いただき、市が認定したオフィシャルのイベントとして市報や情報誌にも掲載していただいています。そこからのお問い合わせも多いんですよ。

田村さん:
だからお客様も、とても家づくりの知識が豊富な方が多いです。お客様が知識を持たれることは、一緒に「より良い家」を考えていく際にぜひお勧めしたいですね。
「家づくり学校」のリーフレット。家づくりのさまざまな工程が学べます。

「家づくり学校」のリーフレット。家づくりのさまざまな工程が学べます。

地元密着ならでは。OBのお客様が参加する忘年会も開催

―― 家が出来上がった後のお客様の感想は、どのように共有しているのでしょうか。

森さん:
お引渡しの際にアンケートを書いていただいていて、社内SNSで全社員に共有しています。職人さんについて特記されている場合などは、業者会で共有することも。

また年に1回、ホテルや遊園地、レストランを貸し切るなどして、お客様や大工さんも一緒に集まる忘年会を行っています。

毎回100~150人くらいのお客様がご来場くださって、その年にできた家を見たり、暮らしぶりを話し合ったりします。お客様から直接お声を伺える機会であり、私たちがとても大切にしている行事です。

田村さん:
岡庭建設 は地域密着型なので、うちで家を建てられた方から、スーパーなどいろいろなところでお声がけいただきます。

保育園に通っている娘の同級生から「ぼくの家は○○ちゃんのパパがつくったんでしょ?」と話しかけてもらったときはうれしかったですね。保育園には岡庭建設 で家を建てた方が何人かいらして、朝ご挨拶するときに家の話をしたりもします。

施工中の家の状況を全員が知っている安心感

情報共有を大切にする岡庭建設では、「社内SNS」を活用し、各現場の進行状況や問題点について全員が共有しているそうです。

「お客様からのお電話を、担当者以外のメンバーが受けても、その家の状況をある程度分かった上でご挨拶や配慮ができる」との徹底ぶり。

全社一丸となって良い家づくりを目指し、しっかりとした建築に長く住んでもらえるよう構造計算の徹底や、メンテナンスの体制も整えています。まさに「みんなでつくるいえ。みんなでまもるいえ。」なんですね。

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対応業務 注文住宅、リノベーション (戸建、マンション、部分)
所在地 東京都西東京市
対応エリア 東京都
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