2019/11/29更新0like712viewSUVACO編集部

現場監督は家の主治医。一軒一軒と、そしてお客様と丁寧に向き合う | 参創ハウテックインタビュー

「施工」とは設計図をもとに家をつくる工事のこと。施工力の高さは専門家を選ぶときの大切なポイントの1つです。高い施工力があってこそ、デザインが細部まできれいに表現され、長く住み心地の良い家ができあがります。

そこでSUVACO編集部は、施工力に定評のあるリノベーション会社や工務店にインタビューを決行!各社の取り組みや特徴を伺いました。

第4回目の今回は株式会社参創ハウテックをご紹介します。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

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今回お話を伺った参創ハウテック

参創ハウテック は「東京の住み心地をデザインする」をテーマに、耐震性能・温熱環境性能・耐久性能を重視し、光と風の取り入れ方を工夫したパッシブデザイン設計を行う会社。
そのために、棟数を追わず、人づくりと良い家づくりを大切にしています。

今回は、技術部長であり現場監督として、新築とリノベーションのどちらも手掛けられている星野 秀之(ほしの ひでゆき)さんにお話を伺いました。
参創ハウテックの取締役でもある星野さん

参創ハウテックの取締役でもある星野さん

見えない部分だからこそ、お客様の信頼に応える

―― 御社の「現場監督」のお仕事について教えてください。

星野さん:
参創ハウテック ならではの進め方や工夫を職人さんに伝え、打ち合わせを重ねながら段取りや調整を行って、工事をスムーズに進めていく仕事です。現場監督が材料を支給し日程を調整して、職人さんがそれぞれの技術力を活かした作業に専念できるよう配慮します。

時にはお客様に選んでいただいた材料の納期が長かったり、タイルなどは生産終了になるものが多かったりして、入手が難しい状況になることも。そのようなケースでは、なるべく近いものをご提案させていただき、費用や日数がかかってしまう場合にはそのご説明もしています。

また、弊社には現場監督が10人いるのですが、全員が図面を書きます。設計担当から出てきた設計図よりも細かい、施工図というものを書くんですね。例えば、梁などにサッシが掛かってしまうようなことがないように、実際の現場の状況を反映させ、建具や設備の納まりを調整して作図します。

家の構造部分は、絶対に壊れてはいけない部分。参創ハウテック では耐震性や耐久性に配慮し、設計段階で必ず、建物にかかる力で構造が変形しないよう計算する「構造計算」を行っているのですが、現場の状況を再度確認し、構造に余分な負担がかからないように対策していきます。

現場の工事には、お客様から見えない部分、完成したら隠れてしまう部分がたくさんあり、そこの作業の丁寧さや完成度は私たちにゆだねられています。常に「お客様の信頼に応えられるように」という気持ちを持って、現場を進めていますね。

家づくりは一生に一度。きめ細やかにお客様と向き合いたい

―― 工事に進んだ後にお客様から出てくる変更のご希望は、設計の方と現場監督さんのどちらが受けられるのでしょうか。

星野さん:
弊社の場合は工事に入った後も、設計の担当者がお客様と頻繁にお話をしています。平均して月に1回、多い方だと隔週でお打ち合わせをしているので、設計担当者にお話しいただく場合と、私たち現場監督がお伺いするケースは、それぞれ半々くらいですね。

お客様がご要望を言葉で表現しきれない場合もありますので、私たちがいろいろとお話を伺い、できるだけ詳しく具体的にヒアリングをして、設計担当者に共有しています。

―― 現場で出てくるリクエストも多いんですね。

星野さん:
そうですね。例えば、実際に窓がつく段階で、おおよその部屋の印象が想像できるようになります。そこでご確認をされて、「やっぱり窓の位置は、もう少し上の方が良かったな…」などのご希望をいただくこともありますね。

窓の位置は10センチでも違うと印象がかなり変わるので、もう仕上がってきてどうしても難しいという場合を除いて、多少壊してでも動かせる場合には動かします。

費用や工期が掛かってしまう内容には、その旨をご説明し、ご相談しながら進めます。

早めの段階で気づかれることで、ご提案できる内容も増えるんです。お客様にはぜひ、どんどん現場に来ていただき、家が出来ていく工程を確認していただきたいですね。

―― 窓の位置など、よほどのことがなければ動かせないと思っていました!とてもフレキシブルにご対応いただけるんですね。

星野さん:
そこが参創ハウテック の特色だと思います。やはり手間がかかるので、どこの会社でもできることではないと思いますが、家づくりって、本当に一生に一回のことじゃないですか。

少し動かすことで、お客様に長く満足して暮らしていただけるなら、やってあげたいなと思うんです。

数を追うのではなく、一軒一軒の違いに寄り添う

―― 御社は「棟数を追わず、良い家づくりを大切にしている」と伺いました。
その方針も、きめ細かなご対応につながっているのでしょうか。

星野さん:
そうだと思います。参創ハウテック では、1人の現場監督が同時に見る現場は1つ、多くても2つに限定しています。職人さんに細部まで指示が行き届くように、それぞれの現場に行く回数が多いため、同時に3つ以上の現場は見られないんです。

現場ごとに全部つくり方は違って、仕上げ材も厚みも異なるので、それを全部把握した上で「ここはこうなるからこうして」と職人さんに指示をする必要があります。

現場に行く頻度が多いので、職人さんとのコミュニケ―ションも取りやすいですね。法的な決めごとに変更があった場合、速やかに伝えることもできます。職人さんから細かい部品の意外な使い方や、使ってみて良かった製品の情報をもらえる場合もあり、良い情報は社内に共有するようにしています。

―― 新築もリノベーションも手掛けられているとのこと。どちらがより大変ですか?

星野さん:
弊社に来られるお客様は、新築とリノベーション、どちらも家づくりにこだわりがある方々なので、私たちが家づくりにかける熱意はどちらの場合も変わりません。

でも、大変さでいうとリノベーションです。参創ハウテックには、「標準ディテール」というものがあり、構造と雨漏り・止水などに配慮した、詳細な工事内容を職人の皆さんに説明し共有しています。基本的に新築の場合は、それに沿って職人さんたちが進めてくれるので、家ごとに違う細部についての指示をすればいいんですね。

一方でリノベーションは、「今の建物を壊してみないと分からない」という部分が大きいんです。壊して中を見たときにびっくりする例として、配管設備があります。「こんなところに?」と、想定していない位置に出ているケースが結構あります。

想定外のことが起きるたびに金額が追加になってしまうことは避けたいので、安全性や利便性を確保しつつ、どのように対処するかを考えるのも現場監督の役割ですね。現場を見て、判断して、職人さんに作業していただいています。

お客様が長く気持ちよく住めるように、設計担当と議論もする

―― 御社のように、設計と施工が一緒の会社にいらっしゃることのメリットはどういう点で感じられますか?

星野さん:
現場で出てくる変更点や、設計段階から見直してほしいことなどの情報共有がとてもスムーズなことです。設計も現場監督も同じフロアにいますので、必要に応じてすぐに打ち合わせをして共有や対応策の相談をすることができます。

施工と設計を社内でおこなっているからこそ、お客様からの変更のご要望の詳細をスムーズに共有できますし、現場でよりきめ細かくお客様と向き合えるのではないでしょうか。

また参創ハウテック の場合、設計を進める途中で施工が難しそうなところが出てきた際には、施工側に「こういうことはできるの?」とか「どうしたらコストを抑えながら実現できるか」という相談がくるんですね。社内で事前に確認できることで、なるべくコストを抑えつつ、より良いものを提案、実現できるというメリットもあります。

―― 家を建てるときに、こだわっていることはありますか?

星野さん:
1つは構造です。お客様の命に関わるところなので、設計で構造計算をした構造図どおりに形にすること。まずそれが第一です。それと雨漏りがしないこと。この2つが基本です。

デザイン部分では、「設計の意図やお客様の意図を反映する」以上のものを心掛けています。

設計者は他の人がやっていないような、目をひくようなデザインをしがちな傾向があります。基本の納まりを守った上での遊びは、おもしろくなりますし良い意味での“崩し”になりますが、基本の納まりからまったく崩してしまうと、見た目も美しくなくなるんです。

もし、設計担当から疑問を感じる案が出てきた場合は、「それはおかしいからこうしよう」と提案し、前向きな議論をしてより良いかたちにしていきます。お客様が長く住まれる家なので、使い勝手が悪くなったり、壊れやすくなったり、美しくないと思った場合は、必ず言うようにしていますね。

こだわってつくっている分、一軒一軒の家が出来上がって最後に足場をばらす(工事の最終チェックが終わり、施工が終了したタイミングで、作業をするための「足場」を外します)ときには、ぐっとくる思いがあります。

住み心地良く、安心して暮らせる家へのこだわり

―― 家づくりを考えるお客様へのアドバイスはありますか?

星野さん:
参創ハウテック では、かなり前から断熱や気密にこだわっており、ノウハウも豊富なんです。断熱をしっかりすることで、住んでからの快適さが違ってきます。壁の断熱、あとはサッシの断熱も大切です。

壁の断熱は、仕上げをすると見えなくなってしまう部分ですが、夏はエアコンをそれほど強くしなくても涼しくなりやすく、冬は外から日が入った暖かさが冷めにくくなります。お金はある程度かかるのですが、長い間その家で過ごされることを考えると、おすすめしたい部分ですね。
「冬に暖かくて、本当に良かった!」という声をいただくことも多いです。

―― 最近は台風の被害なども多いですね。家づくりに反映させたことはありますか?

星野さん:
今年の台風でうちの建物は被害を受けなかったのですが、被災地の状況などを見て、社内で「できることはないか」という議題を話し始めています。そうした新しい取り組みについても、常に検討していきたいと思っています。

また地震の対策について、弊社はとても力を入れていますね。建物の構造部分はとても大切なので、しっかりと参創ハウテック の基準を守り、お客様が長く安心して、気持ちよく住んでいただける家をつくっていくことを心掛けています。

住んでみてこそのお客様の声がうれしい

―― お客様の感想はどのようなかたちで聞かれますか?

星野さん:
うちでは1年、2年、5年、10年で無料点検サービスにいくのですが、1年目と2年目は、施工を担当した現場監督がうかがっています。

設計から工事完了まで、こだわりをもって1年近く携わった家ですから、施工を担当している立場としては、実際に住まわれたうえで「参創ハウテックさんにつくっていただいて良かった!」と言っていただけると本当にうれしいんです。そのようなお声は、社内SNSで営業や設計の担当者とも共有しています。

5年目、10年目は「家守り(いえまもり)」という部署の担当者が伺っています。点検で何か問題点が出てくるのはだいたい1~2年目なんです。一方、5年~10年目には「リフォームをしたい」というお話も出てきますし、10年を過ぎると今度はメンテナンスを考えるタイミングになるので、お客様とは本当に長いお付き合いになりますね。

現場監督は家の主治医

星野さんのプロの目で見ると、建物に入った瞬間にその良し悪しが解ってしまうそうです。一般の人にはわかりづらい、そのクオリティをキープするのが現場監督さんの目。

「良い家とは、帰りたくなる家。お客様からもよく“家が一番居心地がいい” “新しい家にしてから、夫が早く帰ってくるようになった”という声をいただきます。ライフスタイルや人生は、本当に家で変わると思います」と星野さん。

星野さんは、お客様から「現場監督さんって主治医さんみたいだね」と褒められたことがあるそうです。体の健康寿命のための主治医選びが大切なように、長く住み心地の良い家をつくるためには、施工力の高い会社選びが大切なんですね。

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対応業務 注文住宅、リノベーション (戸建、マンション、部分)
所在地 東京都文京区
対応エリア 埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県
目安の金額

30坪 新築一戸建て2,850〜3,000万円

60平米 フルリノベ1,200〜1,380万円

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