2017/10/04更新0like3053view

著者:RoomClip mag

予算内で思い通りに!アンティーク扉が自慢の海外風リノベ【連載:リノベじゃなきゃ、ダメでした。】

この記事を書いた人

RoomClip magさん

暮らしとインテリアにまつわる「ノウハウ」をお届けするウェブマガジン。日本最大級のインテリアSNS「RoomClip」に集まった写真を元に、誰にでも役立つ情報をお届けしています。

中古住宅を購入し、住まい手のライフスタイルにあった形にガラリと変える「リノベーション」。この連載では「施主目線」に立ち、リノベーションでなければならなかった理由やパートナーを選んだ基準、そしてこだわりポイントを掘り下げます。

今回は、大阪府にお住いのyukikoさんに、アパートから中古戸建てを購入しリノベーションされた経緯や現在の暮らしについてお聞きしました。自分の思い描く家づくりをしたかったというyukikoさん。こだわりの自然素材、自ら買い付けまで行った自慢の扉など、隅々にまで想いの詰まったお宅ができあがりました。幼い子どもにもやさしいリノベーションのカタチ、早速見ていきましょう。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

今回教えてくれたユーザーさん♪

yukikoさん(RoomClip)
幼馴染の主人と生まれ育った地元で中古物件をリノベーションしました。 主人と娘とシマリスとハリネズミと自然豊かな街でのんびり暮らしています。生活雑貨のラベル販売もしています。

そもそも家探しをしようと思ったきっかけは何ですか?

賃貸料が高く生活の負担となっていたことと、借家ということもあり自分達の好きなテイストに家を飾るのも限度がありました。 あとはアパートの1階に住んでいたのですが、2階の物音や足音が大きくストレスになっていたので思い切って家を買おうということになりました。

どうして、リノベーションじゃなければダメだったんですか?

予算内で自分達の思い描く間取りにしたり、DIYで自分達の好きなように造っていきたかったから。自然素材が好きなので床や建具、玄関ドアにお金をかけています。自分達のやりたいことを新築で全てしようとすると約2倍の金額がかかってしまうことが分かったのでリノベーションをすることにしました。

リノベーションの情報や依頼先は、どうやって探しましたか?

主人の勤める会社で、信頼できる方々ばかりでしたのでお願いしました。

実際にできあがった家を見たときは、どう思いましたか?

とにかく玄関ドアが可愛くて。海外製のアンティークドアで観音開きになるので、もともとのドアのサイズとは全く違います。なので取り付けるのも大変だっただろうなぁと大工さん達に本当に感謝しました。普通のおうちでこの扉を使っているところはなかなかないと思うのでそこは自慢です(笑)

主人はとにかくチェックをしてまわる感じでしたが、私はリノベーション前の家の感じと全然違う感じになっていたことに驚きました。こんなに綺麗になるんだと。リノベーションって凄いなって。

実際に住んでみて、とにかく広くて、家具などを置いてもスペースがたくさんあることや、玄関前も裏の庭もたくさんの植物が植えられて、季節を感じられることがとても嬉しいです。戸建てなので娘がどれだけ走ったり跳んだりしても気にならないのも良かったなと日々感じています。

特に気に入っている場所はどこですか? 5つ教えてください

①家の顔となる玄関
玄関にはとにかくこだわりたかったので、自分達でアンティークドアを買い付けに行きました。主人と私、このドアに2人とも一目惚れをして、予算オーバーでしたが即決しました。玄関にはもともと靴箱が付いていたのですが、玄関を広く取りたかったので靴箱は外して何もない鏡だけの空間にしました。
②広々とした洗面所
洗面所はもともと洗濯スペースもありましたが、洗濯機を置くとすごく狭くなるので洗濯スペースをなくし広々と使えるようにしました。物も必要最低限だけ置くようにして、いつもスッキリとした清潔感のある空間を意識しています。
③小さな子どもが安心して入れるバスルーム
TOTOのサザナという商品のお風呂です。小さな子供がいるので、転んだりしても怪我をしにくいほっカラリ床にしました。 畳と同じくらいの柔らかさで、断熱材が入っているので冬でもひんやりしなくてすごく気に入っています。掃除もしやすくて言うことなしです。
④自然素材へのこだわり
自然素材が好きなので、1番過ごす時間が長い1階の扉は全て無垢扉を使用しています。床も無垢(オーク)です。可愛さはもちろんのこと、肌触りもすごくいいです。この扉はリビングの扉なのですが、もともとは茶色(木の色)だったのを、アクセントをつけるために濃紺に塗装してもらいました。ゴールドのドアノブとの相性も良く、気に入っています。
⑤広々としたキッチン
キッチンはもともとは壁付けキッチンだったのですが、娘が小さいこともあり、リビングが見渡せる対面キッチンにしました。色は清潔感のある白にして、壁はアクセントとなるタイルにしました。家事の中で料理が1番苦手なので、キッチンが少しでも居心地のいい空間になるようにしています。

リノベーションを振り返ってみて、いかがでしたか?

リノベーションして良かったことは、低コストで思い通りの家づくりができたことです。 大変だったというわけではありませんが、耐震性の点から間取りを変えるのには限度がありました。新築との違いはそこかなと思います。もしまたリノベーションするなら、窓を変えたいです。隙間風や結露がすごいので、ペアガラスに変えたいなと思っています……。

お話をお伺いして

今の暮らしの不都合の改善とこれからの未来を想像し、理想の家の実現のためリノベーションを決意されたyukikoさん。無垢材をふんだんに取り入れたり、こだわりのアンティーク扉を取り付けられたりと、自分好みの素材を贅沢に取り入れられたのは、新築ではなくリノベーションを選択し、予算をカットできたからこそ。賢い選択で、自分の好みの家づくりを実現されていましたね。

アンティークな味わいが美しい海外インテリアを連想させるお部屋は、こだわりの無垢材から放たれる重厚感やぬくもりで包まれ、まさに癒しの空間。無垢材の調湿効果で、室内環境も抜群ですね。広々とした空間でゆったりと過ごしたり、周りを気にせず元気に駆け回ったり、お庭で季節の変化を楽しんだり……今までは味わえなかった楽しみがリノベーションで叶えられていました。家づくりにおいて“譲れない要望”を明確にし、そこに予算を当てていくyukikoさん的リノベーション術。参考にしていきたいですね。

yukikoさんのお住まいについて

・所在地: 大阪府
・物件種別: 戸建て
・建築面積: 1階 69.56m2
・2階 69.56m2
・合計 139.12m2
・間取り: 5LDK+納戸+サニタリー
・この家に住む人: 主人、私、娘、シマリス、ハリネズミ
・施工期間: 1ヶ月
・設計: スペースアップ
写真と間取り:yukikoさん
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