2017/03/01更新1like1963view

著者:RoomClip mag

家族の個性と好きにフィットした、理想の住まいづくりを楽しむ方法 【連載:リノベじゃなきゃ、ダメでした。】

この記事を書いた人

RoomClip magさん

暮らしとインテリアにまつわる「ノウハウ」をお届けするウェブマガジン。日本最大級のインテリアSNS「RoomClip」に集まった写真を元に、誰にでも役立つ情報をお届けしています。

中古住宅を購入し、住まい手のライフスタイルにあった形にガラリと変える「リノベーション」。この連載では「施主目線」に立ち、リノベーションでなければならなかった理由やパートナーを選んだ基準、そしてこだわりポイントを掘り下げます。

今回は、神奈川県横浜市で夫婦と3人のお子さんの5人で暮らすtaruさんに、賃貸・2LDKのお部屋から引っ越しされ、2LDK+WICへのマンションリノベーションをされた経緯と素敵な住まいづくりのコツをお伺いしました。家づくりの最初から、『自分らしさを追求できるリノベーションありきだった』と語るtaruさんならではのこだわりやアイデアに迫っていきましょう。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

今回教えてくれたユーザーさん♪

taruさん(RoomClip)

「2年前に、子供の進学をきっかけに家探しを始めましたが、当初は、夫は新築、私は古民家再生と興味が全く異なっていました。 なんとしてでも譲れない私は、一念発起で夫を誘い、リノベーションツアーに参加。 なんとなくリノベーションのいいところをすり込み…… 結果、新築と古民家の中間?マンションリノベーションとなりました。 私がほとんど、押し切った感じです。」

そもそも家探しをしようと思ったきっかけは何ですか?

「子供が大きくなるにつれ、引っ越しが難しくなるな……と感じていた際に再び妊娠し、家族が増えることになりました。 子供が進学してからでは、なかなか環境を変えられなくなります。ここで思い立たないと、夢の持ち家は何年後?という焦りにも後押しされ、家探しを始めました。」

どうして、リノベーションじゃなければダメだったんですか?

「どうしても自分好みの空間に住みたかったんです。幼い頃からインテリアや建造物が大好きで、家族中の誰よりも家に対する熱い思いがありました。 その中で、自由な間取り、自分好みの素材選び、広さ、などの条件がクリアできるのはリノベーションしかない!と、それ以外の選択肢はありえない!という状態でした。」

リノベーションの情報や依頼先は、どうやって探しましたか?

「実は、好みの依頼先は名古屋の業者様でしたので、実際に依頼をさせていただくのは難しい状況でした。 リノべるさんのリノベーションツアーに参加させていただいた際に出会った、女性スタッフの方のリノベーションに対する思いと、笑顔にやられ決めました。 夫婦共に単純なんで、インスピレーションです。」

実際にできあがった家を見たときは、どう思いましたか?

「家ができ上がった際は予算の関係上、妥協した箇所がでてしまったことに対しての悔しい思いも正直強かったです。 しかし、そのお陰でにDIYを取り入れてみるなど自由度が広がり、結果オーライなところもたくさんあります。 住んで2年以上になりますが、年数が経つごとに馴染んでいく家になり、古い素材を活かしたリノベーションならではの魅力だなと感じています。」

特に気に入っている場所はどこですか? 4つ教えてください

①靴好きに嬉しい、広く機能的な玄関
「夫婦揃って靴好きなため、結婚前〜結婚後の靴の量が半端なくありました。厳選してもやっぱり収納は悩みどころです。こうした大量の靴を収納できることと、 3人の子供達の部活や習い事の泥汚れ対策として、その場で着替えられることを満たした広々とした玄関になっています。泥だらけの道具を室内に持ち込まずにすむので、気持ちよく暮らしを楽しめます。」

②家族とのコミュニケーションを楽しめるアイランドキッチン

「仕事をしているため、夜に帰宅するとそのまますぐにキッチンに立つという生活をしています。そのため、家族といる時間は本当に限られたものでした。なので、食事を作りながらも家族と会話ができ、家族の様子が伺えるアイランドタイプを切望しました。アイランドキッチンを実現した今、忙しそうにしているのが見えるためか、『何か手伝うー?』と、声をかけてくれることもあります。アイランドタイプにしてやはり正解でした。」

③窓で見通しをよくしたLDK

「限られた空間をいかに広く感じさせるかということを考えました。また、室内の様子を見渡せるようにもしたいと思い、リビングと寝室の間の壁二面に窓を作りました。 小さな子供がボール遊びをすると、ハラハラさせられたりもしますが、キッチンからリビングが見渡せますし、結果としては良かったと思います。」

④子供の成長に合わせた間取りの工夫

「思春期で、異性の子供部屋をどうしようかと悩んでいましたが、子供達からは『別々は嫌だ』と言われました。しかし、近い将来『別々がいい』と言い出す日は絶対に来ます。そこで、一部屋に入り口を二カ所作り、室内をカーテンで仕切れるよう、アイアンバーを取り付けてもらいました。でも、いまだにカーテンを閉めていたことはないですが……。」

リノベーションを振り返ってみて、いかがでしたか?

「一から作り上げていく大変さと、達成感はリノベーションならではの感覚だと思います。 家族の数だけ、ベストな家の形は存在すると思いますし、それは月日を追うことで変わっていくかもしれません。やはり、自分たちに合った家を作れたこと、家族の成長と変化に対応できる家を手に入れることができたので、リノベーションしてよかったかなと思います。

リノベーションに対して、大変さはあまり感じていません。ただ楽しかったです。でも、絶対的に情報収集不足だったな……とも思います。 間取りはいかようにもなりますが、敷地の広さや、土地の形、窓の位置によってある程度は決まってしまいます。その時点から、もう少しよく考えればよかったかなと思っています。

次は、正方形に近い土地で廊下の面積を少なくしたいですし、フローリングは絶対、足場板にしたいです。足場板は反ってくるという理由で諦めましたが、やっぱりやっておけばよかったなと常々後悔しています。」

お話をお伺いして

もともと、建造物やインテリアが大好きで、住まいづくりには人一倍強いこだわりがあったというtaruさん。そんなtaruさんにとって、リノベーションとは夢や理想を詰め込みやすい最高の手段だったのですね。事実、taruさんのお宅はご家族の個性やライフスタイルにぴったりとフィットしています。家族がつながっていられるLDK、見通しをよくするために家の中に窓を作る発想、お子さんの成長と考え方の変化に対応できる柔軟な間取り……。好きと快適を両立してくれる、贅沢サイズの玄関も素敵です。無骨でありつつも都会的、そんなのびのびと好きを楽しむインテリアが、より一層、住まいの魅力を際立たせています。

taruさんは、まだまだ住まいへの理想を膨らませています。そして、少しだけあるという後悔や妥協点すらも、よりよい住まいづくりにポジティブに活かしていらっしゃいます。成長と進化を続けるであろう、taruさん宅の今後にもますます期待が高まります。リノベーションを検討中の方も、すでにリノベーションを終えたという方もぜひ、taruさんのアイデアを参考にしてみてください。

taruさんのお住まいについて

所在地: 横浜市
物件種別: マンション
建築面積: 98平米
間取り: 2LDK+WIC
この家に住む人: 夫婦、子供3人
施工期間: 5ヶ月
設計: リノべる。
写真と間取り:taruさん
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