新しい家の購入ってすごくワクワクしますよね。デザインや間取り、キッチンやお風呂の見本から、どんな生活が始まるんだろうって想像すると、思わずにやけてしまいます。そして実際に購入するとある程度満足して、やりきった気持ちになりがち。しかし「家を購入する」ということは、プロセスであってゴールではありません。
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家は自分たちの理想に近づくひとつの手段
個室はつながりを減らしてしまう?
幸福ホルモンと仕切りの少ない間取りの家
家は自分たちの理想に近づくひとつの手段
家で一番大切なのは、購入したあとです。その家で、一体どんな人生を送るのか、というのが最も大切にしたいこと。
そもそも、家の購入は、理想のライフスタイルを実現するための手段です。そして、理想のライフスタイルというのは、それぞれ違うものですが、「家族が幸せに暮らす」ということは共通して持っているんじゃないでしょうか。
家族というのは、実際に「家」で生活を送っていくメンバーです。自分だけではなく、家族みんなが豊かに幸せに暮らせる家。
そんな家があったらいいですよね。
今日は「家族が幸せに過ごすには?」ということを、家の「間取り」という点から考えていきたいと思います。
個室はつながりを減らしてしまう?
「将来子ども部屋が必要になるかもしれないし」
「仕事部屋や趣味の部屋が欲しい」
「小さくてもいいから書斎が持ちたいな」
「プライベートな空間が欲しい」
部屋の間取りを考えるとき、将来を考えたり、自分の夢を叶えようとすると、ついつい部屋を細かく仕切りたくなってしまいますね。
しかし、「家族の幸せ」という点から考えると、実は仕切り壁はなるべく減らす、というのが「間取り作り」の正解です。
なぜなら、仕切り壁を減らすと、知らず知らずの間に、家族と顔を合わせる時間が多くなり、お互いの存在も、別々の部屋にいるときよりも、強く感じようになるからです。
とは言え、全ての仕切り壁をなくすことは難しい。でも、一部を大きな棚や家具で間仕切るなどの工夫はできます。
そうやって、家族間のコミュニケーションの時間をたくさん作ると、オキシトシンという幸福ホルモンが脳から分泌されると言います。
幸福ホルモンと仕切りの少ない間取りの家
オキシトシンは、脳の疲れを癒したり、人に対する信頼感が増したり、心地よい幸福感をもたらすと言われている脳内物質で、幸福ホルモンとも呼ばれています。
そもそもは出産を促したり、母乳の分泌と関わりのある物質とされてきましたが、近年、年齢や男女など関係なく分泌され、信頼や愛情に関係することがわかってきました。
そしてこのホルモンは、恋人や家族とのふれあいなどによっても分泌されます。
信頼感や安心感ともつながっているので、育ち盛りの子供にとってもよい影響が与えられるでしょう。
しかも浮気抑制の効果があることも、データからわかってきています。
「仕切りの少ない間取りの家」は、パートナーが家に帰りたくなるようにも働きかけてくれるようです(笑)
家族の寄りどころとして、幸せを感じる土台として「家」という道具をどれだけ使えるか。
一度、間取りについて、ご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。