リノベーションをしたあとで、「以前よりも住みづらくなってしまった…」。そんな失敗は避けたいですよね。
たくさんのお金をかけてリフォームをするのに、満足がいかない仕上がりになってしまったり、以前より暮らしにくい家になってしまったり。そんな事態に陥らないために、大切なポイント4つをお伝えします。
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
自分の生活をイメージして計画をチェックする
将来的な利便性も計画する
予算計画も忘れない
準備期間を十分にもつ
自分の生活をイメージして計画をチェックする
リノベーションをする際は、リノベーション会社や専門家に間取り・設備など要望を伝えて。リノベーションプランを立ててもらうことが一般的です。
プロが計画を手がけるので大きな問題が発生するリスクが少なく安心ですが、「自分にとって暮らしやすい家」を実現するには、やはり自分の生活を知り尽くした施主の立場からのチェックが不可欠です。
具体的なチェック方法としては、
・家族の家事動線や生活動線を図面に書き込んでみる
・家具の配置やサイズを図面に書き込み、問題がないか確認
・家具配置を検討したうえでコンセントやスイッチの位置に問題がないか検討
・物を減らさなくても、収納スペースが充分あるかシミュレーションする
書き込んだ図面はリノベーション会社の担当者や専門家にも確認してもらいましょう。
プロの目で見て問題がないか、判断してもらえればより安心です。
将来的な利便性も計画する
リノベーションは手軽に行うこともできますが、それなりにお金も手間もかかります。
近い将来、家族の介護や生活の手助けが必要になっても暮らしやすい家を計画しましょう。
介護や生活補助に配慮した住まい計画を立てることは、住みなれた場所で家族が長く過ごすために大切なことです。
具体的には、以下のことを計画に盛りこめるようにしましょう。
・トイレや寝室の脇、脱衣所などに介助者が入れる広めの空間を確保する
・ドアや窓を弱い力でも開閉できるものにする
・水栓などを弱い力でも操作できるものにする
・スイッチを弱い力でも操作できるものにする
・コンセントの位置を高くする
・浴室や洗面所やトイレなど寒暖差が気になる部屋に暖房をつける
・段差をなくす
・玄関や階段、水まわりなど要所に手すりをつける
・滑りにくい床材を選ぶ
・掃除がしやすい内装材を選ぶ
この他にも、リフォームの要望を伝える際には「介護計画に配慮した計画を予算範囲内で」と担当者に伝えれば、予算内で介護や生活補助に配慮した計画にしてくれるでしょう。
予算計画も忘れない
リノベーションに失敗した……と感じてしまう原因のひとつとして、予算オーバーが挙げられます。
予算内でリノベーションを行えなかった場合、その後の生活が苦しくなり、結果として満足感が低くなってしまうでしょう。ローンを使う場合も限度額いっぱい借りるのではなく、収入やその後の生活プランを考慮した借り入れを心がけてください。ファイナンシャルプランナーなどプロの意見を聞くことも大切です。リフォーム以降の人生計画も考慮して、入念な予算計画を行いたいですね。
準備期間を十分にもつ
プランを立てることと同じくらい大切なのが、十分な時間を確保することです。
準備期間はしっかりと確保し、専門家に依頼する前に以下をまとめておきましょう。
・家族で話し合い、要望をまとめる
・予算を明確にする
・現在の住まいの図面を用意
・リフォーム会社2~3社から相見積もりを取る
・リフォーム後も使用する家具を明確にする
準備期間があれば、その分あらゆる方面から検討を行えます。準備から計画まで、余裕を持って慎重に行ってくださいね。
リノベーション計画は準備と目的を明確に持つことが大切。
さらに信頼できる専門家と出会えれば、より良いプランを実現できることでしょう。
会社選びから計画、工事まで十分な時間を確保して、満足のいくリフォームを実現してください。