2018/06/16更新0like4757view

著者:ゼロリノベ

新築好きは先進国で日本だけ!?その残念な理由とは

この記事を書いた人

皆さんは世界では新築物件の売買と、中古物件の売買ではどちらが多いと思いますか?

新しいマンションの広告や一戸建て住宅のCMが流れていることもあり、新築の売買の方が多いと考える方は多いのではないでしょうか。しかし、それは日本だけの特殊な状況だったりします。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

新築と中古どっちの物件が多い?

先進国の中古住宅の流通戸数の割合を見てみると、日本は13.5%で、フランス64.0%、アメリカ90.3%、イギリスでは85.8%となっています。アメリカでは新築物件の流通は10%程度しかないというのは驚きの事実ではないでしょうか。

【出典】中古住宅流通促進・活用に関する研究会(PDF)

というのも、欧米諸国では、住宅は「ずっと存在し改良して使い続けるもの」という考えが根付いており、ほとんどが中古物件の流通となっています。

一方日本では、住宅は「買い替えるもの」という考えが一般的です。これは、木造建築で耐久年数が少ない日本では当然のことですが、他にも理由があります。

新築が多く流通する理由

日本で新築が多く流通する理由は、欲しい人が多いことと、不動産業界の利幅が大きいからです。古い住宅やマンションをリフォームや改修工事をするより、新しく建てて販売する方が動く金額が大きいためです。

新築マンションなどは、以前建っていた建物を取り壊す費用と地ならしの費用、広告費などが実際の住宅の価値に上乗せされているにも関わらず、購入する人がいるのが実情です。

ずっと住み続けるのなら問題はないかもしれませんが、何かの理由で貸したり売ったりする必要がある場合は、事前に資産価値について考慮したマンションを購入していない限り、貸せても、毎月お金が出ていくことになるので、注意が必要です。

地域環境を悪くする「新築」好き

今日本では空き家が問題視されています。
年数が経ち倒壊の恐れがあって危険、不法滞在者や泥棒の出入り場所として使われるなどが問題視されている理由です。自分の住んでる家の隣が危ない人たちのアジトになってたら誰だって怖いですよね。

これは、中古物件へ興味を持つ人が少なく、売ることができず放置されてしまうことや、親が住んでいた家とは別で、自分達の家を新たに購入しているため誰も住まない、などの理由が挙げられます。

とはいえ新築は魅力的であきらめきれないですよね?

それでも新しい家に住みたいし、できればお得に購入したい

新築物件を取り巻く問題が色々あることは理解できても、それでもやっぱり自分達が住むところは新しいものにしたいと思うのが人情だったりします。

そんな方にお勧めの方法のひとつとして、中古マンションのリノベーションが挙げられます。

中古マンションのリノベーションは、一部のリフォームや改修工事などの規模ではなく、間取りや床の素材から全て自分達のライフスタイルに合わせた住まいを作る方法です。

この方法ならマンションの外観と供用スペースを除けき、住む場所に関しては実質新築と同じで、かつ、新築マンションの価格の半分+アルファ程度の金額で手に入れることができます。
中古マンションのリノベーションを行いたい場合は、先にあげたように、もしものときに貸したり売ったりできる資産的な視点を持ち、自分達のライフスタイルを住まいに実現してくれるような住宅会社に相談してみてはいかがでしょうか?
お気に入りに追加

この記事を書いた人

SUVACOは、自分らしい家づくり・リノベーションをしたいユーザーとそれを叶えるプロ(専門家)とが出会うプラットフォームです。

家づくりについて学ぶ

「自分らしい家づくり」に大切な、正しい家づくりの知識が身につくHowTo コンテンツ集です。

専門家を無料でご提案

家づくり・リノベーションはどこに頼むのがいい?SUVACOの専任アドバイザーが全国1,000社以上からご希望に合うプロをご提案します。

住宅事例をみる

リノベーション・注文住宅の事例を見たい方はこちら

家づくりの依頼先を探す

リノベーション会社や建築家、工務店など家づくりの専門家を探したい方はこちら

会員登録を行うと、家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討にお気に入り・フォロー機能が使えるようになります。

会員登録へ

同じテーマの記事

同じテーマのQ&A

住まいの記事 カテゴリー一覧

専門家探しも、家づくりのお悩みも
SUVACOのアドバイザーに相談してみよう

専門家紹介サービスを見る