2018年03月10日更新

リノベーションHOW TO(リノベーション費用・相場・見積り)

家づくり、何にお金を使う?知っておいてほしい3つの優先順位

家づくりは当然ながらお金がかかります。なるべくコストは抑えたいものですが、何にこだわってお金をかけるべきなのか、どこはコストダウンしてもよいのでしょうか?今回はお金の優先順位をつけるために知ってほしい「3つのこと」についてお話しします。


小さい頃から埃っぽいところ、使われていない部屋、ある種の家具や壁など、そういう場所にいると目がかゆくなったり、鼻水が出たり、喉が痛くなったりすることがよくありました。いつからか本能的に、あるいは何か匂いのようなもので「あっ、ここはだめだ」とわかってくるようになったものです。

子供の頃は自分で自分の行動を決められないことが多いので仕方なかったのですが、大人になるにつれ、自分の意志でそのような場所を避けることができるようになったし、あるいは耐性がついてきたのか症状は和らいでいきました。

周りの友達はちっとも違和感がないのに自分だけ。外に原因があるのではなく、自分が変なのだろうと思っていたし、それはあまりにも身近な問題なので、当然のこととして受け入れるしかありませんでした。

今でこそ、シックハウス症候群のような名前も一般的になってきましたが、小さい頃にはそんなことを知る由もなく、外出する際は恐怖心から目薬やティッシュペーパーを必ず持っていました。

家づくりとお金の優先順位

さて、前置きが長くなりましたが、今回のテーマは家づくりとお金についてです。

家を作る際、費用はできるだけ少なく抑えたいものですよね。ただし、私のようにお子さんが何かしらのアレルギーを持っていたりする場合や、あるいは、シンプルに日々の満足感・幸福感を高めるという意味で、せっかく家を作るのであれば、こだわるべき所を見極め、良いモノ・良い素材を選ぶことをおすすめします。

では、家を作る際、どこにお金をかけると、完成後に満足できる家にすることができるのでしょうか?

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安心・安全、人との距離

人によって色々な尺度があるでしょうが、わたしたちがお勧めしているのは「安心安全、人との距離」という考え方です。

前提として大切なのは安心・安全なモノを。
次に、常に身体に触れる床や家具は上質なモノを。
そして、壁や天井は安い素材で充分だと考えている。

まず、なにより安心・安全な素材か、建材かどうか?というところ。これは何よりも大事なことです。これから過ごす家が、大切な家族にとって苦しみの根源になってしまっては身も蓋もありません。

壁面に珪藻土(けいそうど)を選ばれたお客様と、メンテナンス方法を説明しながらの共同作業の様子

壁面に珪藻土(けいそうど)を選ばれたお客様と、メンテナンス方法を説明しながらの共同作業の様子

付け加えておけば、このへんは換気や採光の問題、つまり間取りとも関わってくる問題ですので、しっかりと専門家と相談をしながら進めてほしいと思います。

次に考えていきたいのは、人との距離感であり、人と触れる順番です。

家の中で生活するということは、常に部屋のどこかに触れているということ。その多くは、椅子やソファー、ベッドといった家具、そして、座ったり歩いたり、寝転がったりする床など。そのような直接的に肌が触れるものに上質なモノを選べば、生活に安らぎや、ぬくもり、満足感、あたたかさをもたらしてくれるのです。

最後、例えば天井などのような距離がある程度離れている箇所は、安く済ませてしまうのもオススメです。たとえば、当社のリノベーションプランでは、天井を「現し」といって躯体のままにすると、1m2あたり1,500円ほど割安で施行できます。天井の面積が60平米なら9万円のコストダウンです(もちろん、逆にお金をかけてより良くすることもできる)。

全てを上質にするのはお金があれば簡単な話かもしれません。しかし、予算の中から考えて「家作り」をしていくのも案外楽しいものです。

何にお金をかけて、何を節約するのか。ぜひ、お金をかけるべき優先順位を見極め、賢い買い物をしていただきたいと思います。

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