2019/06/15更新0like3870view

著者:ゼロリノベ

必要最低限の壁だけを残した、間仕切りリノベーション

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家の中は壁やドアで区切られています。でも、リノベーションをするために、構造上取り除けない壁だけを残して取り壊すと、予想以上に広々とした空間が広がっています。この状態を見てしまうと、狭い部屋に分けてしまうのがもったいないような気持ちに。そこで、なるべく壁を作らない家づくりに挑戦しました。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

平米数よりも広く見える家を、間仕切りで実現

部屋を壁で区切ると、どうしても圧迫感が生じます。壁自体に厚さがあるので現実的に部屋の床面積は減り、視線が遮られることで視覚的にも狭い印象になります。そこで、視線の抜けを意識した間仕切りで部屋を区切りました。
case1 間仕切りに大きく開けた広い窓。視線を遮る部分がありつつも、光と風の通り道を確保。

case1 間仕切りに大きく開けた広い窓。視線を遮る部分がありつつも、光と風の通り道を確保。

case1を別アングルから。写真の奥方向へ長い部屋に見える。さらに、額縁効果で全体がアート作品のよう。

case1を別アングルから。写真の奥方向へ長い部屋に見える。さらに、額縁効果で全体がアート作品のよう。

case2 メッシュの間仕切り。部屋のアクセントになり、窓側に立っていても日差しを遮らない。

case2 メッシュの間仕切り。部屋のアクセントになり、窓側に立っていても日差しを遮らない。

case2を食卓側から撮影。家具の位置と高さも工夫し、縦長の視界を確保。メッシュなので存在感がありつつも、部屋を狭く見せる圧迫感はない。

case2を食卓側から撮影。家具の位置と高さも工夫し、縦長の視界を確保。メッシュなので存在感がありつつも、部屋を狭く見せる圧迫感はない。

ファブリックの間仕切りなら、自由自在に部屋の広さを変えられる

お客様がたくさん来たときにはフルオープンにして、1人で部屋にこもって読書をしたい時には閉め切って……さまざまな使い方ができるファブリックの間仕切り。木材やメタルよりも柔らかい雰囲気が出せますし、透け感のある素材にすればフルクローズにしても圧迫感がありません。

最近は作り付けの収納に扉ではなく、カーテンレールをつける家もあります。来客時だけ閉め、普段は開けておくことで、使い終わったらすぐに片付ける習慣が付くのだとか。間仕切りとしてだけでなく、いろいろな用途がありそうですね。
家族だけの時には、ベッドの上でテレビを見てリラックス。厚手の素材ならより壁やドアに近いイメージで使える。

家族だけの時には、ベッドの上でテレビを見てリラックス。厚手の素材ならより壁やドアに近いイメージで使える。

ゆるく仕切られた個室。集中したいときは閉じて1人の空間に。開け放てば作業をしていても、家族の気配を感じられる。

ゆるく仕切られた個室。集中したいときは閉じて1人の空間に。開け放てば作業をしていても、家族の気配を感じられる。

壁ではなく間仕切りで緩やかに区切られた部屋にすると、アイデア次第で部屋の用途が広がります。せっかくリノベーションをするのだから、今までの間取りにとらわれず、使いやすさを追求するのもいいですね。
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