2017/06/20更新3like3784viewtennto1010

【難易度付き】施主支給のコツと注意点をアイテム別に解説

雑誌で見て一目惚れしたインテリアや憧れのショップのショールーム…。理想のイメージをもっていればいるほど、いよいよ家づくりが始まったとなれば、建材から細部のアクセサリーに至るまで、こだわって自分の目で選び抜きたいものですよね。そんなこだわりを持つ人が、家づくりの過程で、商品選びに参加する方法の一つに、“施主支給”があります。
今回は、施主支給の事例とあわせて、その注意点について触れてみたいと思います。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

施主支給とは

施主が自分で商品を選択・購入し、配送等手配を行ったうえで、施工のみを施工会社に依頼することを、施主支給といいます。住み替え前の家のものなどを再利用する場合も、施主支給として扱われます。

施主支給のメリット・デメリット

施主支給のメリットは、リフォーム会社や施工会社の取り扱い範囲を超えて、自分の好みのものを自由に選択できる点。また、商品によっては、ネットやアウトレットなどを利用してコストを抑えられる点が挙げられます。
     
一方、デメリットは、とにかく施主の手間が増えること。
自分で商品を選択することは楽しい反面、商品の選定、仕様の確認、納品スケジュールの確認、検品、ゴミの処理…、とその商品の全てにわたって責任を持つことになります。そして、これらに係る必要なタイミングで、施工会社と商品の購入先という、二つの窓口との調整が必要になってきます。

簡単にはいかない施主支給ですが、皆さん、手間を惜しまずに理想の家づくりを実現させています!アイテム別の事例とそれぞれの難易度をご紹介しますので、参考にしてみてください。

ミラー、タオル掛けなどのアクセサリー類 <難易度★>

本工事に影響の少ないアクセサリー類は、施主支給しやすいアイテムの代表です。ハードルが低いうえに、施主の好みが濃厚に出る部分なので、満足度も大きいのが嬉しいポイントです。
ただし下地の準備などは、工事が進んでからでは間に合わない場合もあるので、施工会社との早めの調整は必要です。
スイッチ・コンセントプレートなども、個性が出せる優秀アイテムなので狙っている方も多いのでは?
購入する際には、照明計画から必要な口数を拾って適応するものを選んでいく必要があります。取り付けスペースが限られた場所に、幅広のデザインのものを購入してしまう、などの失敗のないように、細かい部分で注意が必要です。

洗面ボール <難易度★〜★★>

施主支給しやすい例として挙げられることも多い洗面ボールですが、あえて少し難易度を上げてみました。
洗面ボールだけ用意したのでは当然使えませんから、給排水部材も施主が任されて用意する場合には、本体工事の給排水計画を確認し、不足なく用意できているか注意が必要です。

水栓金具も合わせて選択して、トータルに手洗いスペースをコーディネートする場合には、それぞれが干渉し合わないかなど、難しい判断も必要になります。
横田満康「京の奥座敷 M's HOME」

照明器具 <難易度★〜★★>

■シーリングライト・ペンダントライト
照明器具のうち、シーリングライトやペンダントライトなど、自分で取り付けられる器具は施主支給がしやすいものと言えます。引っ掛けシーリングを該当箇所に設置してもらえば、持ち込んだ照明を簡単に取り付けることが出来ます。
シャンデリアなど、荷重がかかるものを使う予定であれば、十分な下地を施したうえでローゼットタイプ(器具を留めつけるためのネジ穴がついているタイプ)のものを指定する必要があります。
また、海外製やアンティークのものでは、配線が特殊な場合もあるので、取り付け可能かどうか事前に確認しましょう。
■ダウンライト
一方、ダウンライトの場合は、必要な照度を確保するための照明計画を施主が一からすべて行うのは、現実的には難しいかもしれません。また、天井に埋没させて取り付ける器具なので、天井の断熱仕様により適応製品が決められています。器具の種類に合わせた適切な施工が非常に重要な箇所であり、火災にもつながりかねないので、施主支給はあまり積極的に行われていないようです。

建具 <難易度★★>

建具に一点もののアンティークなどを取り入れるだけで、お部屋に特別な空気が加わりますよね。

本体工事では、建具を入れる部分に建具枠を取り付けることから関わりますので、サイズの確認は早いうちから必要になりそうです。特に古材やアンティークのものなどは、歪んだり反っていたりが当たり前なので、(調整済みのものを調達できない場合には)現物でサイズを確認し必要に応じて調整していく必要があります。
ノブや蝶番など、付属する部材の有無を確認し、不足分の手配も忘れずに行いましょう。
住み替え前の自宅からなどから、気に入った建具を持ち込むことも施主支給として扱われます。
建具の枠を造作する場合には、支給する建具と塗装を合わせるなどの作業も発生します。

建材の再利用 <難易度★★>

実家のものなど、思い出の残る古材の再利用は、資源活用の観点からも積極的に考えたいもの。
経年変化による趣に価値がある一方で、耐久性の問題が出てきます。支給品の性能は施主の自己責任となることと、支給品使用を前提とすることで、設計に制約が出てくることも理解しておく必要があります。

フローリングなど床材 <難易度★★>

フローリングなどの床材を手配する際の注意点は、まず発注量。
安い輸入材などには、製品に不良品がかなりの割合で含まれる可能性があります。製品に問題がなくても、模様合わせや施工中の破損や半端、また無垢材であれば反りや歪みなども考慮して余裕を持たせて発注することが肝心です。

フローリングに限らず、施主支給では製品の検品を施主が行う義務があります。床を張り始めてから不良に気づくのでは、やり直しで様々な面において大きなロスが出るので、必ず施工前に検品を行う必要があります。

支給品を使った造作 <難易度★〜★★★>

個性的な型ガラスを支給して、建具を造作した事例です。このような細かな部分のこだわりで、自分の家だという実感が一層深まりそうです。
自分の好みのテイストの材料を買いためておくと、プロのアイデアで素敵に生まれ変わることも!
古材を再利用したカウンターです。古材の持ち味を活かすとともに、施主の想いを受け止めた家づくりとなりました。

システムキッチン、ユニットバス <難易度★★★>

部品が多く、発注が煩雑な水回りの設備機器は、最高難度の支給品。本体工事との絡みも多く、細部の確認を怠ると取り付けられないケースも出てきます。

設備機器類は、取り付け後の不良の場合に、製品の問題か施工の問題かがわかりにくく、保証で揉めることが多いアイテムです。事前に保証範囲を明確にしておきましょう。
時間も労力もかなり費やすことになる施主支給。その甲斐があった!と施主側も、施工側も両者が心から思える、ハッピーな家づくりをぜひ実現させたいですね。
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